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厚生年金休暇センター(こうせいねんきんきゅうかセンター)は、かつて厚生年金保険加入者の福祉増進を目的として社会保険庁が設置した厚生年金福祉施設の一つ。厚生年金保険法第79条に基づき設置されている。社会保険庁に関連する財団法人である厚生年金事業振興団が運営していた。「ウェルサンピア」の愛称を用いていた。 同じくウェルサンピアの愛称であった厚生年金健康福祉センターおよび厚生年金スポーツセンターについても本項にて記す。 == 概要 == 宿泊施設、研修施設、レストランのほか、保養と健康増進も目的としているためテニスコート、レジャープール、ゴルフ練習場などを備え、一部の施設では総合老人ホーム(老人福祉施設)的位置づけもある。厚生年金健康福祉センター、厚生年金スポーツセンターも基本的に同様の施設を持つが、特にスポーツセンターは休暇センターよりも健康増進に主眼を置いた施設となっており、宿泊設備は付帯設備的な位置づけとなっている。 宿泊にあたっては、厚生年金被保険者の宿泊が基本に料金設定がされており、厚生年金受給者は約2割引、逆に一般(厚生年金非加入者)は約2割増しの料金体系となっている。 2005年10月1日付をもって施設保有権が年金・健康保険福祉施設整理機構に移管されており、全施設について5年以内をめどに段階的に廃止・売却の手続きが進められている。施設の売却後の処遇については一部の施設で「中心的な機能を維持することが条件」等とされているものの基本的には新たな施設管理者に委ねられることになっている。このうちスケートリンクを備えたウェルサンピア敦賀とウェルサンピア倉敷については関西圏でも数少ない公共施設のリンクとしてフィギュアスケート関係者の間で存続運動が起こっており、日本スケート連盟が両施設のリンクを連盟指定リンクとして支援していくことを決めている〔スケート連盟:ウェルサンピア倉敷など支援へ - 毎日新聞2008年4月23日付〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「厚生年金休暇センター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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