|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 鉄 : [てつ] 【名詞】 1. iron ・ 鉄道 : [てつどう] 【名詞】 1. railroad ・ 系 : [けい] 1. (n,n-suf) (1) system 2. lineage 3. group 4. (2) type of person 5. (3) environment 6. (4) medical department (suf) ・ 気 : [げ, き] 1. (suf) (uk) seeming 2. giving the appearance of 3. giving one the feeling of ・ 気動車 : [きどうしゃ] (n) train powered by a diesel or internal-combustion engine ・ 動 : [どう] 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion ・ 車 : [くるま] 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel
エリトリア鉄道A60系気動車(エリトリアてつどうA60けいきどうしゃ)はエリトリアの通称エリトリア鉄道で使用されている機械式気動車である。なお、A60系および、これに含まれるA60形、A62形、A68形、A69形の呼称はいずれも本項における記述のための便宜的なものである。 == 概要 == アフリカ大陸東部の紅海に面する、現在エリトリアとなっている地域は1930年代にはイタリア王国の植民地であり、エリトリアもしくはイタリア領東アフリカとなっていた。エリトリアでは紅海沿岸の港湾都市であるマッサワから建設が始まり、現在では首都となっているアスマラを経由して内陸のスーダン国境方面のビシアまでの鉄道が1887年から1932年にかけて敷設されていた。軌間はマッサワ近隣のみの路線であった当時は750mmであったが、後にイタリアの狭軌鉄道標準の950mmとなっており、全長351km、標高2-2394mの山岳路線であった。また、運行されている機材は、イタリア国鉄のものと同型で、その後イタリア国鉄からの機体も編入されたR440形や、その増備型でいずれもイタリア製のR441形およびR442形などのマレー式蒸気機関車が主力となっており、これらの機体が貨車もしくは客車を牽引していた。 一方、イタリア国内では、1930年代以降、リットリナ〔Littorina〕と呼ばれる、1基もしくは2基のエンジンを搭載した機械式の軽量気動車が各地で導入されており、省力化や高速化、サービス向上などが図られていた。そこでエリトリア鉄道でもリットリナによる列車を運行して所要時間の短縮を図ることとなり、1935-37年にイタリア国内で製造された狭軌・勾配線区用2機関搭載型リットリナのA60号機からA70号機までの計11機を導入している。このシリーズは基本的に同型で、メーカーであるフィアット〔FIAT Sezione Materiale Ferroviario, Torino, 1988年にFiat Ferroviariaとなる〕 の型番が011のA60-A61号機、025AのA62-A67号機、025CのA68号機、025DのA69-A70号機に分類されるが、本項ではそれぞれA60形、A62形、A68形、A69形とし、これらを総称してA60系と称することとする。このうち、A60形はガソリンエンジン2基搭載の1等/2等/3等合造気動車、その他の機種はいずれもディーゼルエンジン2基搭載で、A62形は2等気動車、A68形は荷物気動車、A69形は鉄道作業員もしくは兵員等の人員輸送用気動車であった。 ファイル:Road and Rail to Masawa -b.jpg|片側3扉のA60形、1940年代後半 ファイル:AsmaraStazione.jpg|A60系中標準的なタイプであるA62形と推定される機体、1938年 ファイル:Road and Rail to Masawa -a.jpg|車体中央部に窓のないA69形と推定される機体、1940年代後半 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エリトリア鉄道A60系気動車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|