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オブザーバブル(英語:Observable)とは量子力学で、観測と呼ばれる物理的操作により決定できるような系の状態の性質をいう。可観測量、観測可能量と訳すこともある。具体的には、位置、運動量、角運動量、エネルギーなどといった物理量に相当するものである。 古典力学では実験的に観測可能な量はすべて、系のとる状態により一義的に決まる関数とみることができる。しかし量子力学では、状態と量との関係は一義的ではなく、状態からオブザーバブルを用いて確率的に求められるのみである。現実の測定値はこの確率に従って出現する。 ==定式化== 量子論では、得られる「物理量の測定値の確率分布」が同じであるような定式化ならば、どのような定式化をしても良い。 以下ではその中でも代表的な「演算子形式」での定式化について述べる。 量子論における状態(純粋状態)は、ヒルベルト空間上のベクトル(状態ベクトルと呼ぶ。)、もしくは波動関数 で記述される。 またオブザーバブルは、ヒルベルト空間上のエルミート演算子(自己共役作用素)で記述される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オブザーバブル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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