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カザン( ; )はロシア連邦に属するタタールスタン共和国の首都である。ロシア語名に沿ってカザニともいう。ヴォルガ川(クイビシェフ湖)とカザンカ川の合流点に臨む商工業都市で、水上・陸上交通の要衝。タタール文化の中心であり、カザン・クレムリンをはじめとする多くの文化遺産やカザン大学などの教育機関が集積している。人口は1,105,289人(2002年全ロシア国勢調査)と、ロシア国内でも十指に入る規模の大都市。モスクワからは東へ800km。 == 名称 == カザンという地名の由来は定かでない。タタール語でカザン()とは、文字どおりには「ボイラー」「大鍋」という意味になる。 タタール語で溝を掘るという意味の「」から転じた可能性もある。また「」とはもともと中華鍋のように大きく、より重くより頑丈な、ある種の大鍋を指す言葉だった。カザンの町はU字型の低地の底に位置するため、こうした地形との共通点から大鍋に由来する地名が付いたとも考えられている。 よりロマンチックな地名説話もある。タタールの王女であったスュユンビケ(Söyembikä)は、金でできた大皿(カザン)を洗っていたときに川に落とし、その地に現在のカザンが建っているという。 さらに、チュヴァシ人の伝説にはブルガール人の王子であるフサン(Khusan, , ハサンというムスリムの人名のチュヴァシ語読み)が登場しており、フサン王子の名にちなんでチュヴァシ人はカザンのことをフサン()と呼ぶとされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カザン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kazan 」があります。 スポンサード リンク
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