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カシオペヤ座ρ星(カシオペヤざローせい、Rho Cassiopeiae、ρ Cas)は、カシオペヤ座の方角にある黄色極超巨星である。地球からは約11,650光年離れているが、太陽の55万倍も明るいため、北半球では肉眼で見ることができる。平均すると絶対等級は-7.5であり、既知の恒星の中で最も光度が大きいものの1つである。直径は、太陽の450倍で約6億3000万kmである。黄色極超巨星は、宇宙でも最も珍しい恒星のタイプの1つであり、銀河系全体でわずか7個しか知られていないが、カシオペヤ座にはこの恒星の他に、カシオペヤ座V509星もある〔http://jumk.de/astronomie/big-stars/v509-cassiopeiae.shtml〕。カシオペヤ座ρ星は単独星であり、SRD型の半規則型変光星に分類される。 == 観測 == この恒星は1603年にヨハン・バイエルが著した星表『ウラノメトリア』に収録されており、バイエル符号が与えられている。ジョン・フラムスティードが1712年に著した星表では、恒星は星座ごとに赤経の順に並べられ、この恒星には、カシオペヤ座7番星というフラムスティード符号が与えられている。 カシオペヤ座ρ星の光度は不安定であり、視等級は現在は4.5である。1946年には6等級まで暗くなり、温度は約4000Kまで下がった〔。同様の爆発は1893年にも記録されており、カシオペヤ座ρ星はこのような爆発を約50年おきに繰り返していることが示唆される。この爆発は、2000年から2001年に再び起こり、地球質量の約1万倍、太陽質量の約3%に当たる物質を吹き飛ばし、これまで知られる最大のアウトバーストの1つとなった。2000年夏にはウィリアム・ハーシェル望遠鏡によって、数か月のうちに7000Kから4000Kまで温度が低下しているのが観測された。 これらの観測結果は、カシオペヤ座ρ星が核燃料のほとんどを消費し尽くしている証拠であり、既に超新星爆発しているがその光はまだ地球に届いていないか、近い未来に超新星爆発すると考えられている。近年の観測では爆発が同じ間隔で起こり続けていることから、この恒星は、これから1万年の間に太陽質量の20倍を失うと推定されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カシオペヤ座ロー星」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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