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カップ焼きそば(カップ焼そば、カップやきそば)とは、日本発祥で〔社団法人日本即席食品工業協会公式サイト内「カップめん登場と国際化 」の「UFO現る! カップめん新製品ラッシュ」記事を参照。〕、カップ麺のうち焼きそばを模したものを指す。袋麺タイプも含めた「インスタント焼きそば」の1ジャンルである。 == 概要 == 通常のカップ麺と同じく、熱湯を用意するだけで調理可能である。カップ麺の特性上、袋麺タイプの「インスタント焼きそば」と違って「焼く」調理過程がなく、厳密には焼きそばではなく「焼きそば風」のカップ麺である。21世紀初頭では袋麺タイプのものよりも広く浸透し、定着している。 需要として、季節的には春から夏にかけて売上が伸びる傾向となっている〔お役立ち型録 / カップ焼きそば - YOMIURI ONLINE(読売新聞) 関西発 2010年6月29日〕。 スープを伴う通常のカップ麺とは調理方法が違い、湯をそそいで所定の時間(3分程度)が経過した後、蓋に設けられている湯切り口を開けてそこから湯を捨て、その後にソースまたは調味料を掛け、かき混ぜて調理終了となる(詳細は後述)。 商品の性質上、湯切りをしても完全に水分を除けないことが多く、麺に水っぽさを感じて敬遠してしまう消費者もいる。麺に残る水分を逆に生かすために、カップ焼きそば添付のソースには粉末タイプのソースや高濃縮で味の濃い液体ソースを採用し、また焼いた食感を出すために油分を多く含有させている。逆に、カップラーメンと違い汁気はほとんどないため、飲み物が無いと食べ辛いと感じる者も多い。この意見に応え、東北地方、信越地方限定の「焼そばバゴォーン」、北海道限定の「やきそば弁当」(いずれも東洋水産)のように麺を戻した湯を再利用することで手軽なカップスープを作ることができる粉末スープを封入した製品や、「焼チキン」(日清食品)のように麺を戻した湯がそのままスープになる製品も存在する。 カロリーは通常サイズの商品において500kcalを超えることが多く、大体300kcal台の同サイズのカップ麺と較べ、カップ焼きそばの方が高い〔カップめんよりカップ焼きそばの方が高カロリーな理由、知ってる? - COBS ONLINE 2009年5月8日〕。理由としてカップ焼きそばの方が通常サイズ商品1食分あたりの内容量がカップ麺よりも約1.5倍から2倍〔カップ麺の通常サイズは60gから70g程度であるが、カップ焼きそばの通常サイズは100g前後、大盛サイズは130g前後が一般的。〕と多く、内容の構成にてカップ焼きそばの方が麺が多く、それがカロリーに反映されているからである〔。また、カップ焼きそばの方が麺が多い理由として、カップ麺の場合、調理後はスープの量が増えるため、麺・スープ・具を一緒に食べることで満たされやすいが、カップ焼きそばの場合は一部商品を除き調理後も麺・具だけであるため、麺の量がカップ麺と同様の場合、満たされにくい・物足りない可能性があるため、と各社で説明としている〔。 同様の食品として乾燥麺や生タイプ麺を使用したカップ焼きうどんやカップスパゲティ、湯で戻した麺を更に水で冷やして食べるカップ冷やし麺なども存在する。生タイプ麺のソース焼きそばも幾度となく発売されているが、短命に終わっているのがほとんどである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カップ焼きそば」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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