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カトレア・コクシネア : ウィキペディア日本語版
カトレア・コクシネア

カトレア・コクシネア ''Cattleya coccinea''(カトレア・コッキネアとも) はラン科植物の一つで洋ランとして栽培されるものの一つ。かつてはソフロニティス・コクシネア/コッキネア ''Sophronitis coccinea'' の名で知られ、カトレア類の交配親としても重視された。この種自身も小型の原種系洋ランの美麗種として人気がある。
==概要==
元々はカトレアとは別属のソフロニティス属とされていたが、近年の分類体系の見直しの中で、この属そのものがカトレア属に吸収された形でこの名に変更されることとなった。しかし、旧名は今でもある程度は流通している。なお、かつて同属にはグランディフロラ ''S. grandiflora'' もあり、若干だが色が違うとしてむしろこちらがよく使われた時期もあるが、これはシノニムとしてコクシネアに統合されている。他に ''S. litaris''、''S. lowii''、''S. rossiterana'' もこの種のシノニムである。
小柄な植物体に比して大柄な花を着け、またその色が鮮やかな朱紅色であることが目を引く。そのため、この種自身が小型洋蘭の原種として栽培の対象になるだけでなく、品種改良においてこの色を生かすため、あるいは小柄な品種を作出するための交配親としても重視された。かつての名でソフロカトレア、ソフロレリオカトレアなど旧名の属名を付されたものの多くはこの種との交配品である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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