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カピロターダ(スペイン語:Capirotada)とは、メキシコとアメリカ合衆国のニューメキシコ州で作られる、ブレッドプディングに似た菓子である。なお、片仮名表記ではカピロタダと書かれる場合もあるものの、本稿では、以降カピロターダに表記を統一する。 == 概要 == カピロターダは、しばしばブレッドプディングに似たパンを材料の1つとして使う菓子と説明される。材料として使用するパンとしては、メキシコではパン・ボリージョ(pan bolillo)またはパン・フランセス(pan francés)と呼ばれる歯ごたえのあるパンを材料として使うのが正式とされている〔渡辺 庸生 『魅力のメキシコ料理』 p.99 旭屋出版 2002年2月5日発行 ISBN 4-7511-0299-0〕。しかし、バゲット(細い棒状のフランスパン)のような、食感が似た他のパンを使用したり、生地に鶏卵を含む、ペチューガ(pechuga)やピコン(picón)という柔らかいパンを使用する例やトルティーヤを底に敷く例もある。この他にピロンシーヨ(piloncillo)という黒砂糖で作るシロップ、果物、ナッツ類、香辛料などが用いられる。このうち果物は、時々生の果物を使う場合もあるものの、通常は乾燥させた果物(ドライフルーツ)を使用する。特に、レーズンは後述の宗教的な意味においても重要な材料とされる。その他、リンゴ、ナツメヤシの実、アンズ、アシトロン(acitrón、フェロカクタス属などのサボテンの砂糖漬け)、プランテン、グアバ、トマトなどが使用されることがある〔。ナッツ類はラッカセイ、ペカンの実、アーモンド、クルミ、松の実などが使用される。香辛料は、シナモンやクローブ、ナツメグ、イチジクの葉〔などが使用されるが、このうちシナモンは宗教的な意味を持つスティック状のシナモンが使われる。これら以外の材料としては、やはり宗教的な意味を持つ熟成されたチーズが加えられる。チーズの代わりに牛乳を使うこともある。チーズはメキシコではペコリーノ・ロマーノに似たケソ・アニェーホ(queso añejo)、ニューメキシコでは黄色いアメリカンチーズ(American cheese)やロングホーンチーズ(コルビーチーズの一種)、モンテレージャックチーズが使われる。ニューメキシコ州では黒砂糖のシロップの代わりにカラメルソースを使うことが多い〔〔。カピロターダはこれら様々な材料を合わせ、オーブンで焼き上げて作られる。 なおメキシコでは、少しだけ作るのではなく、沢山作って大皿に盛り付けて、皆で取り分けて食べることが多い〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カピロターダ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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