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『カンゾー先生』(カンゾーせんせい)は、1998年公開の日本映画。 監督は今村昌平。坂口安吾の原作を、今村とその息子である天願大介が脚色した。出演は柄本明、麻生久美子、世良公則、唐十郎、松坂慶子、伊武雅刀。 日本が敗戦を間近に控えた岡山県を舞台に、患者を「肝臓炎」としか診断しないことから「カンゾー先生」と揶揄される医者と、彼を取り巻く人々の人生を描いた喜劇映画である。 == 概要 == 今村昌平が30年の間温めていた企画である。主人公の医者には、実際に開業医だった今村昌平の父親が投影されており、想いを込めて描いたという。カンヌ国際映画祭特別招待作品〔今村昌平『映画は狂気の旅である 私の履歴書』日本経済新聞社、2004年、po.45,198。〕。 主演として当初は北村和夫に主役が打診されたが、北村は手術を受けたために無理となり、三國連太郎が起用された。しかし、撮影の1週間目ほどで自ら降板し、別の役で出演していた柄本明で撮り直されることになった。なお、緒形拳は北村和夫に頭を下げてまで主演を希望したが、今村監督に断られたという〔今村昌平『撮る カンヌからヤミ市へ』工作舎、2001年、pp.84-85〕。三國の降板の理由については、今村側は三國の台詞覚えが悪いため、三國側は撮影中に膝を悪くしたため、と説明が分かれている〔村松友視『今平犯科帳 今村昌平とは何者』日本放送出版協会、2003年、pp.244-245。〕。 坂口の原作「肝臓先生」の舞台は伊豆の伊東であるが、今村はラストで広島(らしい)原爆投下を見せるため、場所を瀬戸内に設定し直している〔武井昭夫『戦後史のなかの映画』スペース伽耶、2003年、p.383〕。 当初の完成バージョンは3時間を越えていたが、興行上の問題から配給する東映の要請で、今村昌平は倒れそうな思いで1時間ほどカットして2時間9分に再編集され劇場公開された。今村は当初の3時間バージョンの方がはるかに面白かったとしている〔『映画は狂気の旅である 私の履歴書』p.152〕〔『撮る』p.84〕。 キャッチフレーズは、「人間は美しく、たくましきバクテリアなり。」。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カンゾー先生」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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