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カール・フリードリヒ・ツェルター : ミニ英和和英辞書
カール・フリードリヒ・ツェルター[かー]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

カー : [かー]
 【名詞】 1. car 2. (n) car
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

カール・フリードリヒ・ツェルター : ウィキペディア日本語版
カール・フリードリヒ・ツェルター[かー]

カール・フリードリヒ・ツェルター(、 1758年12月11日 - 1832年5月15日)〔Grove/Fuller-Maitland, 1910. The Zelter entry takes up parts of pages 593-595 of Volume V.〕は、ドイツ作曲家指揮者、音楽教師
== 生涯 ==
ツェルターはベルリンに生まれ、ベルリンに没した。ドイツの文豪ゲーテとは親しい間柄であり、ツェルターの作品にはゲーテの詩に付けられたものもある。彼はその経歴の中で、約200曲のリートとともに、カンタータ、ヴィオラ協奏曲(1779年には演奏されていた)〔Greene 1985, p. 418〕、ピアノ曲を作曲した。
ツェルターの門弟には(異なる時期ではあるが)、フェリックス・メンデルスゾーン〔Garratt 2002, p. 92 and elsewhere〕、ファニー・メンデルスゾーン〔Tillard 1996, p. 54 et seq.〕、ジャコモ・マイアベーアオットー・ニコライハインリヒ・ドルンがいる。中でもフェリックス・メンデルスゾーンは彼のお気に入りの生徒だったようであり、彼はゲーテにその12歳の少年の才能を自慢して書き送っている。メンデルスゾーンは「ピアノ四重奏曲第2番ヘ短調」作品2をツェルターに献呈している。ツェルターはメンデルスゾーンに自分が大バッハの音楽を強く愛していると説いており、これがきっかけとなり1829年のツェルター後援によるバッハの「マタイ受難曲」の蘇演が実現した。この画期的な出来事を境に、当時は古めかしいと考えられてほとんど忘れられ、演奏の機会のなかったバッハの作品群が一般に再評価されて復活することとなったのである。メンデルスゾーンはツェルター亡き後、合唱団ベルリン・ジングアカデミーの指揮者の職を継ぎたいと希望していたが、代わりにカール・ルンゲンハーゲンがその地位を託されることになる。

ツェルターは最初の妻ゾフィー・エレオノーラ・フレーリッケ(Sophie Eleonora Flöricke 旧姓カッペル Kappel)がこの世を去った後、1796年にユリー・パップリッツ(Julie Pappritz)と結婚した。パップリッツはベルリン・オペラでよく知られた歌手であった。ツェルターはベルリンのゾフィー教会〔訳注:ベルリン、ミッテ区にあるプロテスタントの教会。(Sophienkirche)〕に眠っている。
ツェルターはカール・フリードリヒ・ファッシュの伝記を記しており、初版は1801年にベルリンのJ.F.ウンゲル(Unger)から出版されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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