|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 型 : [かた] 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type ・ 充電 : [じゅうでん] 1. (n,vs) (1) charging (electrically) 2. (2) electrification ・ 式 : [しき] 1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style ・ 池 : [いけ] 【名詞】 1. pond
ガム型電池(ガムがたでんち)は電池の一種で、板状のチューインガム2~3枚程度の形状とサイズの電池のことである。ほぼ全てが二次電池である。 20世紀末期に主にポータブルオーディオ用として存在した。2000年代以降、使われなくなった。 ==概要== 1985年にソニーと日本電池(当時)が共同開発し、主に携帯音楽プレーヤーに使用された。 当時のポータブルオーディオは乾電池のみを使用していたが、一次電池であるがゆえのランニングコストや、本体サイズが乾電池の大きさに制約されるという欠点があった。ランニングコストに関しては同サイズの蓄電池の利用によりある程度軽減できていたものの、本体サイズが乾電池のサイズに制約されるという問題は変わらず、小型乾電池は容量の減少→再生時間短縮につながるという欠点もあった。そこでソニーが携帯ステレオ用に開発したのがこの電池である。1985年発売のウォークマン・WM-101で初採用され、その後多数のメーカーからガム型電池採用モデルが発売された。当初はメーカーごとにサイズや仕様にばらつきがあったものの、次第にソニーが開発したNC-5WMのサイズ・仕様がデファクトスタンダードとなり、以降は各社ともソニー規格で発売された。ガム型電池としての蓄電池はニッケル・カドミウム蓄電池・ニッケル・水素充電池・リチウムイオン二次電池、シール鉛蓄電池などが販売された。 ソニーは縦方向の長さを短くしたガム型電池(NC-4WM)も開発した。通常のものに比べ容量が減少するために、主にワイヤレスレシーバーなどで採用されたが、シャープなど本体電源に採用するメーカーも存在した。この方式のガム電池は2000年代以降は入手困難となっている。2015年現在は主流のデジタルオーディオプレーヤーの大半が電池内蔵型となったため、ガム電池そのものも以前と比べると少数しか販売されず、メーカーの説明書どおり正規品のものを購入することは困難である。このため、ガム電池を利用するポータブルのコンパクトカセット、CDプレイヤー、MDプレイヤー等は市場から姿を消すこととならざるを得なくなった。2015年現在は家電量販店や電子部品小売店などで中国、香港等で製造されたNC-5WM互換のニッケル水素タイプのものが入手できるのみとなっている。 乾電池とは互換性がなく、また前述の本体サイズが乾電池の大きさに制約されるという欠点もあり、本体にはガム型電池のみ収納部を設け、乾電池は外付けのケースに入れる機種が多かった。これは単三電池とガム型電池の併用により、さらなる長時間の連続再生が可能という効果ももたらした。2000年以降はポータブルオーディオの省電力化が一層進んだため外付けケースを使うユーザーも減少したためかケースが存在しない機種もでてきた。単三電池とガム型電池の兼用収納部を持つ機種も存在したが、単三電池とガム型電池の併用による長時間再生ができないという欠点があり、採用例は少数に留まった。 アメリカの大手乾電池メーカーであるデュラセルが海外市場にてNC-5WMと同形状で一次電池のアルカリマンガン電池を製造・販売していた。デュラセルではLP1という型番でポータブルオーディオ用電池という名称であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガム型電池」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|