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『ガラスの仮面』(ガラスのかめん)は、美内すずえによる日本の少女漫画作品。1976年から現在まで長期連載が続いており、2014年9月の時点で累計発行部数が5,000万部を突破した大ベストセラーで、平凡な一人の少女が眠れる芝居の才能を開花させ、成長していく過程を描いた作品である。 == 概要 == === 連載の経緯 === 「ガラスの仮面」は隔週誌『花とゆめ』(白泉社)に1975年(昭和50年)年発売の1976年1号〔和田慎二の「スケバン刑事」も同号から連載を開始している〕から30年以上連載されている。長期連載となった本作だが、美内すずえは2巻程度で終わらせる構想であった〔(マンガ夜話 2000年) p.120〕。 1982年(昭和57年)頃(劇中劇「ふたりの王女」の前後)より、雑誌版から単行本にする際に大幅な改稿を行なうようになった。単行本の巻末にも雑誌掲載原稿を改稿した旨記載されているが、特に単行本38巻以降は、雑誌版原稿を使用せず、全面改稿されている〔斎藤宣彦 編『こんなマンガがあったのか』名作マンガの知られざる続編・外伝 50-57ページ(MFペーパーバックス メディアファクトリー 1999年 ISBN 978-4-88991-946-2)〕。実際に、1989年(平成元年)以降『花とゆめ』誌に掲載されたストーリーの大部分が単行本に収録されず(いわゆる未刊行部分)、単行本版・『花とゆめ』連載版・短期集中連載及びプラチナ増刊版という、3種類のストーリーが展開されるようになった。例えば、第13章の題名は『花とゆめ』連載版では「命」であったが、単行本版では「ふたりの阿古夜」となっている。 1995年(平成7年)から翌年まで二年の長期休載を経て、1997年(平成9年)の1997年20号、連載351回をもって『花とゆめ』における連載は事実上終了した。1998年(平成10年)に1989年11号までの内容で構成された41巻が、2004年(平成16年)12月16日に完全書き下ろしで42巻が発売された。 そして、2008年(平成20年)7月26日発売の月刊誌『別冊花とゆめ』9月号より、コミックス42巻の続きから連載が再開された。1970年代に始まった作品であるためいわゆる「黒電話」しか描かれることがなかったが、42巻で初めて携帯電話が登場した。普遍的な作品となることを目指しモチーフなどに同時代性を持たせないようにしていた美内には葛藤があったという〔ブルボン小林「マンガホニャララ」文藝春秋、2010年〕。また、『別冊花とゆめ』再連載以降には、『花とゆめ』連載版の未刊行部分の内容が再構成されて登場している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガラスの仮面」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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