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ガラテイア(, )は、ギリシア神話に登場する女性である。その名は「乳白色の肌をもつ者」の意。ラテン語ではガラテア。 以下の者が知られている。 #海のニュンペー。 #ピュグマリオーンの妻。彫像から人間に変身した。 #エウリュティオスの娘。神の力を借りて娘を男性に性転換させた。 == 海のニュンペー == 海神ネーレウスの娘ネーレーイスの1人。オウィディウスの『変身物語』によれば、ガラテイアはシチリア島で川のニュンペーの息子である青年アーキスと恋に落ちた。しかし、かねてよりガラテイアを恋慕していたキュクロープスのポリュペーモスがこれに嫉妬し、巨石を投げつけたポリュペーモスによってアーキスは殺される。死んだアーキスの血はエトナ山のそばを流れる川となった〔Ovidius, The Metamorphoses "Acis and Galatea" (Ovid) 〕。 アッピアノスは『イリュリア戦争』において、ガラテイアはポリュペーモスの子を産み、その息子たちはケルトス、イリュリオス、ガラースと名付けられ、それぞれケルト人、イリュリア人、ガラティア人の祖となったとしている〔Appian, "History of Rome: The Illyrian Wars" (Livius) 〕。 ラファエロの作品にファルネジーナ荘のためのフレスコ画『ガラテイアの勝利』(ローマ、1512年)がある。これはアンジェロ・ポリツィアーノの詩『馬上槍試合』に基づいており、ネーレーイデスの姉妹たちやトリートーンらに囲まれながら、自分に対するポリュペーモスの無骨な愛を笑うガラテイアが描かれている〔Duncan T. Kinkead, "An Iconographic Note on Raphael's Galatea" ''Journal of the Warburg and Courtauld Institutes'', Vol. 33, 1970, pp. 313-315. Angelo Poliziano, "Stanze per la giostra" も参照。〕。ヘンデルはガラテイア、アーキス、ポリュペーモスの物語を題材に『アーチ、ガラテーアとポリフェーモ』(1708年)および『エイシスとガラテア』(1718年頃)を作曲している。 海王星の衛星ガラテアはこのニュンペーのガラテイアにちなんで命名された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガラテイア」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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