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ガンキャノン重装型 : ミニ英和和英辞書
ガンキャノン重装型[かた]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

キャノン : [きゃのん]
 (n) canon, (n) canon
: [おも]
  1. (adj-na,n) main 2. principal 3. important
: [かた]
 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type 

ガンキャノン重装型 ( リダイレクト:ガンキャノン ) : ウィキペディア日本語版
ガンキャノン[かた]

ガンキャノン (GUNCANNON) は、『ガンダムシリーズ』に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器モビルスーツ 」(MS)の一つ。初出は、1979年放送のテレビアニメ機動戦士ガンダム』。
作中の軍事勢力の一つである「地球連邦軍」の試作機。両肩のキャノン砲と赤い重装甲が特徴の中距離砲撃用MSで、「ガンダム」や「ガンタンク」とは互換性のある兄弟機という設定。劇中では主人公「アムロ・レイ」が所属する「ホワイトベース」隊に配備され、主に「カイ・シデン」、「ハヤト・コバヤシ」、「リュウ・ホセイ」が搭乗する。さらに、アムロがガンダムの代わりに一時的に搭乗する場面もある。
機体デザインは大河原邦男。のちのシリーズ作品にも、ガンキャノンのようにキャノン砲を背負った砲撃型MSが多く登場している。
当記事では、各メディアミックス企画で設定されたバリエーション機の解説も併記する。
== 機体解説 ==

一年戦争V作戦により開発されたRXシリーズの1機で、同じRXシリーズであるガンダム、ガンタンクと共通規格のコア・ブロック・システムが採用されている。
地球連邦軍初のMSガンタンクは、次世代の主力戦車 (MBT) として開発が進められていたRTX-44を急遽転用したものであったため、MSとしては機動力が低く種々の問題を抱えるであろうことは明らかであった。このため、続くこの機体では、ガンタンクにおいて発生した機動性の問題を解決すべく二足歩行型として開発に着手した。このとき、地球連邦軍では二足歩行型試作ロボット「RXM-1」が開発されていたため、このデータを基に開発が進められた他、鹵獲したジオン公国軍ザクの実戦データも反映された。
こうして完成したガンキャノンは、ジオン公国軍のMSと比べてもひけをとらないものとなり、初期試作型のRX-77-1に続いてRX-77-2として本機がジャブローで6機製作され、そのうち3機がテストのためにサイド7へ送られた。その後、テスト中にジオン公国軍の強襲を受け、2機が破壊され、残った1機がホワイトベースで運用されることとなった。
運用構想において、白兵戦用のガンダム、長距離支援用のガンタンクと連携して中距離からの援護砲撃や狙撃を行う運用を前提としたため、人型の機体の両肩にペイロードを設け、240mm低反動キャノン砲を装備し、同時期に開発されたガンダムと同じくビームライフルを携行するものとなった。
中距離支援用と位置づけられるガンキャノンは、その運用構想から割り切った設計がされており、シールドを装備せずに装甲を厚くして対応した他、近接戦闘用の装備は頭部の60mmバルカン砲2門のみとし、ビームサーベルなどの強力な格闘戦装備を持たないものとなっている。なお、脚部にはハンドグレネード(手榴弾)を収めるためのラックが装備されている。
ガンキャノンの特筆すべき特徴の1つとして装甲厚と強度があげられる。装甲材にはガンダムと同じルナ・チタニウム合金が採用されており、シールドを装備しない前提で運用されるため、胴体部分は240mm低反動キャノン砲の接射による爆風やジャイアント・バズの直撃に耐えられるほど装甲が厚い〔これに対して黒い三連星との戦いにおいてガンダムのシールドはジャイアント・バズの直撃で破壊されている。〕。ただし、その他の部分についてはそうとも言えず、ア・バオア・クーの戦いでのザクIIが発射した280mmバズーカ弾の直撃によって右脚の膝関節から下を失った例もある〔『機動戦士ガンダムIII 〜めぐりあい宇宙編〜』より。〕。本機の機体強度は公国軍のMSの5 - 6倍とされる〔。しかし、その分ガンダムと比べて歩行速度などの運動性・機動性が低下している。劇中でヨーロッパ戦線でマチルダ補給隊の出迎え護衛に赴いた際、カイ・シデンのガンキャノンは戦域到着が遅くなり、「こいつは足が遅いからね」と言っている。
ガンダムに比べ重量がかさんでいるものの、背部ランドセルに装備されたスラスターにより、ジャンプしたりごく短時間飛行することが可能であるとされている〔。
コア・ブロック・システムの採用と相まって、ザクの4倍はコストがかかっているといわれている〔講談社『機動戦士ガンダムモビルスーツバリエーション3 連邦軍編』75頁。〕。
ガンキャノン以降、肩に固定武装の中距離支援火器を取り付けるというアイデアは後々まで生き続け、直系のバリエーションの機体以外にも、ガンキャノン・ディテクターGキャノンなどと言った類似コンセプトの機体が後に登場する。
V作戦で試作された3種のRXモビルスーツのうち、RX-78 ガンダム、RX-75 ガンタンクのみ、Bパーツ〔分離可能な下半身部分のことである。〕股関節正面部分に「耐熱フィルムカプセル」があり、大気圏突入能力がある〔とされているが、ガンキャノンにも大気圏突入機能が装備されているとする文献もある〔皆川ゆか機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』講談社、148頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ガンキャノン」の詳細全文を読む




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