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ガンダムUC : ミニ英和和英辞書
ガンダムUC
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ガンダムUC ( リダイレクト:機動戦士ガンダムUC ) : ウィキペディア日本語版
機動戦士ガンダムUC[きどうせんしがんだむゆにこーん]

機動戦士ガンダムUC』(きどうせんしガンダムユニコーン、MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN)は、福井晴敏による日本小説角川書店ガンダムエース』誌上にて2007年2月号から2009年8月号まで連載された。また、これをストーリー原案とした同名のアニメ作品が制作されている。
== 概要 ==
アニメ機動戦士ガンダム』を始めとした「宇宙世紀」を舞台とする作品で、アニメーション映画作品『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から3年後の宇宙世紀0096年が主な舞台となっている。物語は宇宙世紀元年から始まり、その年に起こった宇宙世紀誕生や、一年戦争の発端にも関わるラプラス事件が物語の中核となっている。なお、時系列的に『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に近い年代にあたるため、登場人物やメカニックの設定にもその内容が多く反映されている他、『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』から発展させた設定も多い。アニメ版では、物語の核心を握る人物サイアム・ビストの声優に『機動戦士ガンダム』のナレーションを務めた永井一郎を起用することで、同作品のナレーションは、サイアムによるモノローグであるという意味を持たせる〔『月刊ニュータイプ』2009年10月号、182頁。〕など、『機動戦士ガンダム』から続く地球連邦とジオンとの一連の抗争に一応の決着を付ける総括的作品でありながらも、本作品より後年の宇宙世紀を舞台にした『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』や『機動戦士ガンダムF91』などに繋がる設定や、ひいては宇宙世紀の遥か未来の『∀ガンダム』との繋がりを示唆する描写〔『ガンダムUC証言集』258頁。〕も見られる。
キャラクターデザインと表紙のキャラクターのイラストは安彦良和が担当。1〜3巻までは挿絵も描いていたが、4巻以降の挿絵は虎哉孝征が務めた。メカニックデザインと表紙のモビルスーツのイラストはカトキハジメ。福井はプロデューサー的立場も兼任した。
単行本は1巻あたり3回分の連載を収録し(福井がインターネットラジオで1話あたり原稿用紙100枚程度の長さだと語っている)、挿絵は小説の連載1回につきカラーが2 - 3点、残りはモノクロページで、計10カット前後が掲載。カトキハジメによるメカニック解説、設定考証担当の小倉信也による解説なども同時に掲載された。『ガンダムエース』元編集長の古林英明によると、この企画が開始されたのは2002年とのこと。雑誌『活字倶楽部』2005年夏号の福井晴敏インタビューでは、2006年頃を目処に新しいガンダムの準備をしていると語られた。2007年夏には、書店公開用のプロモーションフィルムが作成されている。
プラモデルマスターグレードで、2007年12月には「ユニコーンガンダム」が、2008年12月には「シナンジュ」が発売、単行本4巻と8巻の各特装版には、プラモデルに装着可能なオプション装備のキットを同梱するなど、小説作品として類を見ない試みも実施された。本作品は小説作品ながらコミックス流通で単行本が刊行されており、作者の福井は、「本好きの方たちだけではなく、その外側に広がる“世間”へ仕掛けてゆく」ための実験といった趣旨の発言をしている〔『IN★POCKET』2008年8月号「福井晴敏スペシャルインタビュー」〕。
本作品のタイトルを決定した時点で福井は、アムロ・レイのトレードマークとしてたびたびユニコーンのモチーフが使用されていることを知らなかったため、構想段階では本作品との特別な関連性は考慮していない。ファン層としては特にファーストガンダム世代に人気だという〔「【3】ユニークなガンプラの製造拠点「ホビーセンター」」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年6月19日付配信。〕。
2010年1月から文庫版のリリースも開始されたが、角川文庫角川スニーカー文庫の両方で同時期に刊行という異例の体制となっている〔角川文庫版の方が設定されている発売日の関係上、1週間前後早く書店店頭に並んでいる。〕。前者はガンダムシリーズ作品であることを極力控えており〔カバー表紙面および背表紙、扉の書名の下には、小さい文字で『機動戦士ガンダムUC ○○』と明記されている(○○には巻数が入る)。またカバー表紙面でもデザイン処理によって目立たない形ではあるが『MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN』の文字が入り、『機動戦士ガンダムUC-○○』(○○は巻数表記)の文字も帯に隠れる形で配されている。〕、各種の広告でもあくまで福井小説として前面に押し出している。カバーイラストは加藤直之、カバーデザインは樋口真嗣が担当。口絵や挿絵はない。後者はこれまでに同レーベルで発売されたガンダムのノベライズ作品と同様の装丁と解説が収録。表紙イラストは美樹本晴彦、口絵および挿絵は大森倖三が担当。キャラクター紹介のイラストとメカニック紹介の設定画は、安彦と虎哉とカトキが連載時に描いたものを使用している。
また、関連商品に同梱される特典として発表された、原作者福井晴敏の書き下ろし外伝2作品をまとめた短編集が小説版の第11巻として2016年3月26日に発売された。
小説の単行本の第8巻発売時には、オリジナルビデオアニメ(OVA)としてアニメシリーズ化を発表し、2009年4月25日に公式プレサイトを開設した。
またこのOVA版は再構成され、タイトルを『機動戦士ガンダムユニコーン〔 RE:0096』(きどうせんしガンダムユニコーン リ:ダブルオーナインティシックス)として、テレビ朝日系列、サンライズ・メ~テレ制作で、2016年4月3日から毎週日曜の午前7時より地上波全国ネットのテレビシリーズアニメとして放送されている。
『月刊ガンダムエース』2010年3月号(No.091)より、漫画『機動戦士ガンダムUC バンデシネ』を連載。著者は大森倖三。OVA版をベースにしつつも、OVAではカットされた原作エピソードや両方の設定を折衷したようなオリジナルエピソードが盛り込まれている。また、カトキハジメが新規デザインしたオリジナルMSや、既存MSの新バリエーションが登場している。
2010年10月26日に『ガンダムエース』増刊号として『ガンダムユニコーンエース Vol.1』が発売され、Vol.6まで刊行された〔Vol.3からVol.5は『月刊ニュータイプ』の増刊号として発売。〕。
2012年3月8日に、PlayStation 3(PS3)用ゲームソフト『機動戦士ガンダムUC』が発売。ゲームの特装版には「袖付き」によるシナンジュ強奪事件を原作者の福井晴敏が書き下ろした外伝小説『戦後の戦争』が付属した。
2013年8月3日からは「ガンダムフロント東京」内のドーム型映像施設「DOME-G」にて映像作品『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』が公開。
小説版とOVA版を除いた、コミカライズやゲーム、また外伝作品を初出としたMSは『UC-MSV』として区分されている〔 - 公式ウェブサイトより。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mobile Suit Gundam Unicorn 」があります。




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