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キヤノン・EOSシリーズ : ミニ英和和英辞書
キヤノン・EOSシリーズ[きゃのん いおすしりーず]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

キヤノン・EOSシリーズ : ウィキペディア日本語版
キヤノン・EOSシリーズ[きゃのん いおすしりーず]

キヤノン・EOSシリーズ(キャノン・イオスシリーズ)は、キヤノンが発売してきたオートフォーカス一眼レフカメラのシリーズである。
なお、便宜上、EOSと同じEFマウントを採用したマニュアルフォーカスカメラ「EF-M」(日本国外専売機種)も本項目で解説する
== 概要 ==

1985年にミノルタ(現・コニカミノルタホールディングス)が世界初のオートフォーカス一眼レフカメラシステム「αシステム」とともに代表機種「α7000」を発表、一眼レフカメラ業界に大きな衝撃を与えた(いわゆる「α-ショック」)。同年キヤノンは「キヤノンT80」という FD マウントの専用レンズ3本によるオートフォーカス一眼レフカメラを販売したが、実験的要素の強いカメラで実用性に乏しく、発売が α7000の登場直後であったため販売は不振に終わった。キヤノンは本格的なオートフォーカス一眼レフカメラとして1987年 EOS シリーズを投入した。「EOS」とは、当時のシリーズ全体の開発コード「Electro-Optical-System」の略であり、ギリシャ神話に登場する女神エーオースの名でもある。
他社のオートフォーカス一眼レフカメラとは全く異なる開発方針を採り、その中核として旧来のFDマウントシステムを捨て、新開発の大口径完全電子マウント「EFマウント」を採用した。連動爪のような機械的連動機構を完全に廃し、オートフォーカス駆動・AE制御はレンズに内蔵したコンピュータとモーターで行い、レンズ・ボディ間の信号授受は電気信号のみによるという全く新しいものに切り替えた。この新マウントによってこれまで実現不可能だったAE機構搭載のシフトレンズ「TS-Eレンズ」や超大口径レンズ「EF50mmF1.0L USM」を製品化したほか、大口径マウントと超音波モーター(USM) による極超望遠レンズ「EF1200mmF5.6L USM」を世に送り出した。
また、先進技術を他社に先駆けて取り入れ、超音波モーター(USM)の採用により実現した「フルタイムマニュアルフォーカス」、EOS100QD から始まった静粛静穏のサイレント機構、EOS10QD から始まった多点測距オートフォーカス機構、多分割評価測光AE機構、EOS5QDから始まった視線入力オートフォーカス機構、Image Stabilization (IS) と呼ばれる手ぶれ補正機構搭載レンズ群、多層型回折光学素子 (DO レンズ) など様々なテクノロジーを開発・採用してきた。特に現行フラッグシップ・銀塩一眼レフ EOS-1V では45点オートフォーカス、21分割評価測光 AE、パワードライブブースター装着時秒間最高10コマの連続撮影、防塵防滴機構など最高水準のスペックを誇っている。
ユニークなものとしては、キヤノンが1989年に発売した EOS RT および EOS-1N RS が挙げられる。この2つのカメラは「ペリクルミラー」と呼ばれる半透明、超薄膜の固定式ハーフミラーを使った機種であった。撮影レンズを通った光線はこのミラーによりファインダーとフィルムに分割して導かれるため、シャッター時のミラー上下が不要となる。これにより露光中にファインダー像が消失しないという最大利点のほか、ミラーの作動ショックや騒音の廃絶、レリーズタイムラグの極短化などのメリットを生み、長時間露光やストロボ撮影、スポーツ・報道写真など「決定的瞬間」を重視する撮影に大変有利な機種であった。EOS-1N RS はレリーズタイムラグを極限まで短縮化(0.006秒)するモード(リアルタイム・レリーズモード)に設定した場合、オートフォーカス一眼レフカメラとして世界で初めて秒間10コマの高速連写を実現したカメラであった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キヤノン・EOSシリーズ」の詳細全文を読む




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