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キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス : ミニ英和和英辞書
キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス[だいや]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [よ, せい]
 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation 
ダイヤ : [だいや]
 【名詞】 1. (1) dyer 2. (2) diagram (abbr) 3. (3) (railway) schedule 4. (4) diamond (abbr) 5. , (n) (1) dyer/(2) diagram (abbr)/(3) (railway) schedule/(4) diamond (abbr)

キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス ( リダイレクト:キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス ) : ウィキペディア日本語版
キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス[きんぐじょーじ6せいくいーんえりざべすすてーくす]

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス()とはイギリスアスコット競馬場で開催される競馬の競走で、格付けは最高格のG1に序されている。イギリス国内の平地競走としては、ダービー(138万ポンド)、チャンピオンステークス(130万ポンド)に次いで、100万ポンドを出す高額賞金競走(2014年現在)で、ヨーロッパを代表する中長距離の競走のひとつである。
夏に行われ、3歳と古馬の一流馬がクラシック距離(12ハロン=約2400メートル)で対戦する。中長距離の競走としては、凱旋門賞ダービーとならんでヨーロッパの最高峰のレースの1つとみなされている。
しばしば「KGVI & QES」とも略記されるが〔「キングジョージ」と略す向きもある。なお、同じイギリス国内には「キングジョージステークス」というG2の重賞もあるが、これは別のレースである。〕、競走名は前イギリス国王ジョージ6世とその王妃エリザベス・ボーズ=ライアンエリザベス2世の両親)に由来している。
== 歴史 ==
競馬の発祥国であるイギリスでは伝統的に、サラブレッドの競走は年齢別に行われており、古い時代には3歳や4歳の馬は十分な成長を遂げていない若馬とみなされ、7歳や8歳になってようやく一人前と考えられてきた。しかし3歳馬による競走(ダービーなど)や2歳馬による競走が行われるようになって、7歳や8歳馬による4マイルや6マイルの長距離戦よりも、若い馬による2マイル(約3200メートル)や1マイル半(約2400メートル)の競走に人気がシフトしてきた。
3歳馬と古馬が対戦する大レースとしては、19世紀の終わりにエクリプスステークスが当時の最高賞金競走として創設されたが、初夏の若馬にも分があるように10ハロン(約2000メートル)で行われた。3歳の一流馬は秋はセントレジャーを走り、そのあとはジョッキークラブステークスで1年を終え、翌年古馬になると長距離のカップ戦を目指すのが一流馬の王道だった。
第二次世界大戦が終わって国際間の競馬が復活すると、イギリスではアスコット競馬場が1946年の9月にキング・ジョージ6世ステークスを創設し、ヨーロッパの一流3歳馬を集めて2マイル(約3200メートル)の距離を争った。このレースには、この年のイギリス、アイルランドのダービー馬やフランスのパリ大賞典優勝馬が出走し、ヨーロッパ3歳チャンピオンを決めるに相応しいレースになった。しかしこのレースの日程は、フランスがヨーロッパ最大の競走を目論んで行っている凱旋門賞と1週の差しかなく、一流競走馬を奪い合って競合することになった〔。
フランス側は、はじめはイギリス競馬界へキング・ジョージ6世ステークスの日程変更を申し入れたが断られ、1949年に凱旋門賞の賞金を当時世界最高額となる3000万フランに増やすことで対応した。アスコット競馬場ではこれに対抗できる賞金を出すことができないため、凱旋門賞と競合することを断念し、1951年からキング・ジョージ6世ステークスを9月から夏へ時期を変更し、従来夏に行われていたクイーン・エリザベスステークス(1マイル半≒2400メートル)と統合することにした〔。
1951年は大英博覧会100周年の年で、国をあげて英国祭(:en:Festival_of_Britain)が行われた。これにあわせて、キング・ジョージ6世ステークスとクイーン・エリザベスステークスを統合した新レースは「フェスティヴァル・オブ・ブリテン・ステークス」と銘打ち、賞金を増やしてイギリス国内ではダービーに次ぐ2番めの高額賞金として行われた。凱旋門賞と競合しない国際大レースの創設はフランス競馬界からも歓迎され、前年の凱旋門賞優勝馬タンティエームを空輸で送り込んだ〔結果的にはこの「空輸」が裏目に出た。嵐で飛行機が激しい揺れに見舞われて、イギリスへ到着した頃には既にタンティエームは消耗してしまっていて、3着に終わった。〕。この「フェスティヴァル・オブ・ブリテン・ステークス」が、現在は第1回キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスとみなされており、翌1952年からは「第2回」キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスと名を変えて行われている〔〔〔〔。
以来、イギリスの夏競馬を代表する高額大レースとして定着したが、1972年からはダイヤモンド会社のデビアスがスポンサーになった。そのため、エリザベス2世の承諾を得て、1975年からはレース名が「キングジョージ6世&クイーンエリザベス・ダイヤモンドステークス(King George VI and Queen Elizabeth Diamond Stakes)」と改称されている。デビアスは2006年を最後にスポンサーから撤退したため、2007年と2008年は「ダイヤモンド」がつかない「キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス」で行われた。2009年からはベットフェアー社(:en:Betfair、イギリスのインターネット賭博会社)がスポンサーとなり、賞金を積増しして100万ポンドの大台に乗せた。賞金額では、チャンピオンステークスとイギリス国内2位の座を争っている〔。
近年はチャンピオンステークスブリティッシュ・チャンピオンズシリーズを中心にイギリス国内の競馬体系の再編が行われており、2014年からはカタール資本のQIPCO(Qatar Investment & Projects Development Holding Company)がスポンサーとなっている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 King George VI and Queen Elizabeth Stakes 」があります。




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