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モサプリド (Mosapride) は、代表的な胃腸薬であり、胃腸管神経に働いて胃腸の運動を活発にし、吐き気、嘔吐、食欲不振、膨満感、胸やけなどの症状を改善する。クエン酸塩が「ガスモチン」の商品名で大日本住友製薬より1998年に発売され、現在では後発医薬品も複数発売されている。 == 概要 == 胃や十二指腸に存在するセロトニン5-HT4受容体を刺激して〔 Kato S, Morie T, Yoshida N. Synthesis and biological activities of metabolites of mosapride, a new gastroprokinetic agent. Chemical and Pharmaceutical Bulletin (Tokyo). 1995 Apr;43(4):699-702.〕、アセチルコリンの遊離を増大させ、アセチルコリンの作用により消化管運動促進作用および胃排出促進作用を示す。 ごく一般的に処方される胃腸薬である。 2006年に、日本初の大規模臨床比較試験(JMMS)により、機能性胃腸症(FD:Functional Dyspepsia、機能性ディスペプシア)の治療には、消化管運動機能賦活薬の当薬の方が、慢性胃炎治療薬のテプレノンよりも有効であることが判明した。機能性胃腸症は元来、精神的な影響がかなり大きいといわれるが、この場合、他の治療薬では効果がない場合が多い。しかし、東北大学教授で東北大学病院総合診療部部長の本郷道夫による1000人を対象とした調査・試験により当薬が高い効果を上げることが判明した。モサプリドを服用した患者は91%が症状が良くなったと効果を認め、これに対し、胃粘膜保護薬では52%で、偽薬と同じ程度の効果しかなかった。しかし、現在は機能性胃腸症は保険適応とはなっていないため、慢性胃炎という病名で治療・投薬が行われている。 なお、エーザイが2006年4月に、ASEAN諸国を中心としたアジア10カ国を対象とした開発、製造、販売の権利を取得するライセンス契約を大日本住友製薬と締結した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モサプリド」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mosapride 」があります。 スポンサード リンク
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