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クサヨシ属
クサヨシ属(学名:''Phalaris'')はイネ科の被子植物である。クサヨシ属のさまざまな種は南極大陸を除くすべての大陸に自生している。海抜下から数千メートルまであるいは湿地帯から乾燥地帯へと広い範囲を生息地とする。 == アルカノイド == クサヨシ属の一部の種にはヒツジ、あるいはまれにウシなどの家畜にとって有害なグラミンが含まれている。グラミンは、脳、中枢神経系、その他の臓器への障害や死を引き起こす可能性がある〔 〕〔phalaris pdf - AU Dept. of Agriculture and Food〕。 クサヨシ(''Phalaris arundinacea'')、オニクサヨシ(''Phalaris aquatica'')、''Phalaris brachystachys'' は、ジメチルトリプタミン(N,N-DMT)、、ブフォテニン(5-OH-DMT)のアルカロイドが含まれていることが知られている。いくつかの研究で、クサヨシ属のアルカロイドは個体間などで含有量にばらつきがあることが分かった。アルカロイドを高濃度に含む系統は、潜在的に毒性が高いため、それらが生える場所は、牛や羊の放牧地としては避けられている。それらの系統には、''Phalaris aquatica AQ-1''、''P. brachystachys''が含まれている。季節や天候パターンも、アルカロイド濃度に影響を与えると思われ、秋あるいは干ばつの時では最も毒性が高まる。放牧や草刈りを行った後に、再成長する際も、アルカロイドがかなり増加することが示されている。
''P. californica'', カナリークサヨシ(''P. canariensis''), ヒメカナリークサヨシ(''P. minor'')、''P. arundinacea''と''P. aquatica''との雑種には、上記のアルカロイドが発見されたとの報告はない〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クサヨシ属」の詳細全文を読む
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