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クニー[ちょうおん]
クニー (K'nyまたはK'ni) は、ベトナムのジャライ族が用いる特徴的な擦弦楽器である。奏者の口を共鳴器として用いることで、音色の中に声楽的特徴を模倣することができる。K'niという言葉はジャライ語で、この特徴的な楽器を指すとともに、フィドルを指す一般的な言葉でもある。〔The Garland handbook of Southeast Asian music p 300 Terry E. Miller, Sean Williams - 2008 "Figure 16.2 Dock Ramah, a Jarai minority musician, plays the k'ni mouth-resonated bowed monochord. 〕 == 概要 == 胴は直径およそ3センチメートル、長さ66センチメートルの竹の管から作られる。胴の上部には糸巻きがあり、胴の下部には弦を固定するための木製の留め具がある。金属弦は糸巻きに巻かれ、そのまま真っすぐに留め具に取り付けられる。共鳴弦は、留め具の近くで金属弦に密接になるよう結ばれ、もう一端は、センザンコウの表皮または水牛の角で作られた膜に通して固定される。弓も竹製で、長さは40から45センチメートルであり、その一端は先細りになっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「クニー」の詳細全文を読む
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