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クマリの館 : ウィキペディア日本語版
クマリの館[くまりのやかた]
クマリの館(クマリのやかた)は、ネパールカトマンズ女神クマリ化身として崇拝される少女が住む窓枠木彫りが壮麗である3階建ての建物。1575年ジャヤプラカーシャ・マッラ王による建造と伝えられる。ダルバール広場の一角にある〔『地球の歩き方 - ネパール』2013-2014〕。
== 概要 ==
クマリには、大女神ドゥルガーや昔のネパール王国の守護神であるタレジュ女神、さらに仏教徒からは密教女神ヴァジラ・ディーヴィーが宿るとされる。
建物は、2頭の石像の獅子のある入り口を抜けるとクマリ・チョークと呼ばれる中庭があり、バルコニーや木彫りの窓枠を持つ3階建ての建物に囲まれており、カトマンズ盆地特有の住居形式である。
クマリに選ばれた少女は3-5歳の頃に親元を離れ、ここでの暮らし始め、学校にも行かず、年に数度の祭りのとき以外、館の外に出ることはない。初潮を迎えると身体に宿る聖性が失われるとされ、次のクマリと交代するまでその生活を続けることになる。
クマリを見ると、幸せになれるとする言い伝えがあるため、館の前には、いつも人だかりができている。女神の世話人である館の守人にお布施を渡すと、クマリが2階の窓からしばらく顔を出す。写真撮影が禁止されている。
※クマリについて詳しくはクマリを参照。
==脚注==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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