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ケ号爆弾(ケごうばくだん)、またはケ号自動吸着弾(ケごうじどうきゅうちゃくだん)は、太平洋戦争の末期に大日本帝国陸軍が開発した赤外線誘導の対艦徹甲爆弾である。 == 性能 == 推進装置をもつミサイルとは異なる誘導爆弾(スマート爆弾)の一種。ケ号は弾頭重量 600kg の成形炸薬弾(陸軍の呼称では「タ弾」)を装備し、弾体前方に赤外線シーカーを備え、弾体後尾に操縦装置とそこから伸びる十文字翼、弾体後部に自動伸展式の制動板を備えていた。設計によれば全長は 3m 、弾体直径は 50cm 、主翼を含めた全幅は 2.5m となっていた。 10,000m の高高度から母機より投下されたケ号は尾部の制動板を開いて減速しつつ自由落下し、高度 2,000m で索敵を開始し、目標の熱源を探知すると動翼を制御して自律的に目標へ誘導されるパッシブホーミング方式を採用していたが、誘導装置が技術的に未熟であったため赤外線放射量の多い大型艦(戦艦・空母)以外への命中は期せなかった。実用化の目途が立った時点には日本軍の敗色は濃厚になっており、重いケ号爆弾を搭載した母機が敵艦上空に到達できる見込みがなく、実戦では使用されなかった。また一発が命中するとその後投下した爆弾は、命中弾による火災に誘引されてしまうため、一会戦で複数目標への攻撃は困難だった。 「ケ号」と呼称されるが、陸軍が使用した表記は「まるケ」(ケ⃝、丸の中にカタカナの”ケ”)である。「まるケ」の表記はケ号のキーデバイスであるニッケルの薄膜を用いた赤外線検知装置の研究計画の呼称(検知器(けんちき)の頭文字)を引き継いだものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ケ号爆弾」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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