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ゲルセミウム・エレガンス (学名:''Gelsemium elegans'') は、マチン科またはゲルセミウム科のつる性常緑低木。 葉は革質で対生し、光沢を持ち厚みがある。形は楕円形または狭卵状披針形。花期は秋から冬で、花弁は黄色で5弁ある。果実は朔果で2筋の縦線をもち、熟すとこれに沿って裂ける。種子は腎形または楕円形。根は黄色である。高さは6mほどになる。 原産は東南アジアから中国南部で、この付近に自生する。日当たりの良い山の斜面、道端の草むら、低木の茂み、雑木林を好み、海抜200-2000m(特に650-1700m)の高さによく見受けることが出来る。 == 毒性 == 世界最強の植物毒を持っていると言われるほどの猛毒植物。有毒成分はゲルセミン、コウミン、ゲルセミシン、ゲルセヴェリン、ゲルセジン、フマンテニリンなどのアルカロイドで、もっとも毒の強い部位は若芽である。 また、植物体のどの部分を食したかによって中毒症状の出る速さが違う。新鮮な若葉・根の煎汁・葉の乾燥粉末を摂取した場合は速く、根本体では遅いという。平均すれば1時間前後となる。消化管から最もよく吸収される。 最もポピュラーな中毒症状は呼吸麻痺であるが、これはゲルセミウム・エレガンスの毒が延髄の呼吸中枢を麻痺させることに起因する。 心拍ははじめ緩慢だが、のち速くなる。ほかに、口腔・咽頭の灼熱感、流涎、嘔吐、腹痛、下痢、筋弛緩、呼吸筋周囲の神経麻痺、視力減退、瞳孔散大、呼吸の浅深が不規則になる(これが副次的にアシドーシスを引き起こす場合も)、嗜睡、全身痙攣、後弓反張、運動失調、昏迷などがある。 ;成分 :ゲルセミン (Gelsemine)、ゲルセミシン (Gelsemicine)、ゲルセジン (Gelsedine)、コウミン (koumine)、ゲルセベリン (Gelseverine)、フマンテニリン (humantenirine)など。 ;毒部位 :全草 ;症状 :眩暈、嘔吐、呼吸麻痺 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ゲルセミウム・エレガンス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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