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『コルセットに翼』(コルセットにつばさ)は、もとなおこによる日本の漫画。『月刊プリンセス』(秋田書店)にて、2007年9月号から2011年12月号まで連載された。 プリンセスコミックスより、単行本全10巻。 2012年、第16回手塚治虫文化賞ノミネート、『このマンガがすごい! 2012』のオンナ編48位にランクイン〔手塚治虫文化賞選考結果 〕〔このマンガがすごい! 2012〕した。 == ストーリー == 時は19世紀末、イギリス。少女クリスは父親を亡くしたため、親類によりヨークシャーにあるデスデモーナ女子寄宿学校に入れられる。しかし、そこは地獄のように厳しい環境で全く自由が無かった。少女クリスは強気な性格であったため、経営者兼校長であるミス・デスデモーナに目をつけられ、さらに厳しい境遇へと追い込まれてしまう。そんな時、特別生と呼ばれるミス・デスデモーナのお気に入りであるジェシカと出会う。一見デスデモーナに従順しているように見えた彼女であったが、裏では寄宿学校の仲間を助けていた。彼女は「月光荘」と呼ばれる古びた温室を隠れ家にして火曜日と水曜日の夜に下級生たちに特別授業を行っていて、クリスも仲間に加わる。そこはデスデモーナ女子寄宿学校唯一の安らぎの場であり、また、勉学に励むことの出来る唯一の場所でもあった。同じ頃、クリスは毎朝、寄宿学校へと出入りする少年リアムと出会う。彼もまたクリスをはじめとする女学生たちに協力的であり、彼の知人である画家ラファエルとの交流も始まる。その後、画家ラファエルはクリスを絵のモデルにしたいと申し出て、学校から連れ出す。ラファエルの行動はクリスの境遇を思ってのことであると当初は思っていたが、ラファエルの家でクリスの父親の肖像画を発見したため、ラファエルとクリスの父親は交流があったのではないかと疑い始める。 その後、20世紀に突入して間もない1901年1月22日、ヴィクトリア女王が崩御し、ヴィクトリア朝に終わりを告げた。それは女王と共にあった英国の栄光の時代の終焉でもあり、落ちた帝国として認識されるのも最早時間の問題であった。しかし、新時代の訪れは決して悪いことばかりではないと期待する者も少なからず存在した。クリスは14歳になり、上級生のジェシカは卒業した。クリスは再び故郷の家に戻る機会を与えられ、ラファエルと父との関係があったことを決定付ける証拠を発見し、クリスは本格的にラファエルに関する謎の解明に乗り出していく。また、ジェシカは新聞社に近づき、デスデモーナ女子寄宿学校の現状を告白する計画を立て、デスデモーナに復讐することを誓う。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コルセットに翼」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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