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コンパクトフラッシュ(CompactFlash, CF)は、小型カード型インタフェース、およびその規格による拡張カード。フラッシュメモリ型メモリーカードとして、ATAフラッシュメモリ、もしくはパラレルATA接続で使われる事が多い。 ==概要== コンパクトフラッシュは1994年にアメリカのサンディスクによって開発されたため、「コンパクトフラッシュ」という名称はサンディスクの商標である。そのため他のメーカーは商標の使用を避けるため「CFカード」や「CF」といった名称を用いることが多い。日本IBMは1995年発売のPalm Top PC 110内蔵のリーダーに「スマート・ピコ・フラッシュ」という名を与えていた。以下CFと略称で表記する。 大きさはPCカードの3分の1程度であり、汎用拡張カードの中では名前通り「コンパクト」であるが、2008年現在一般に普及しているフラッシュメモリーカードと比較すると最も大きい。製品の寸法は42.8mm×36.4mm×3.3mmのTypeIと、少し厚い5mmのTypeIIがある。PCカード規格と電気的な互換性があるため、「PCカードアダプタ」と呼ばれる、CFカードの50ピンをPCカードの68ピンへ変換するのみの、単純なアダプタを使用する事でPCカードスロットでも利用することができる。 他のメモリーカードをCFカードスロットで利用するための変換アダプタも存在する。小型のメモリーカードであるSDメモリーカードやDuoサイズのMSやxDピクチャーカードはCFメモリーカードの大きさに変換するアダプタがある。大きめのメディアであるメモリースティックやスマートメディア用のアダプタは、使用時のサイズがCFカードより大きい。 過去に使用されていた、PCカード規格以前のSRAMカード類を除き、現在デジタルカメラやPDAなどの携帯機器に使用する半導体補助記憶装置の中でもサイズが大きめであるため大容量のものが存在する。一般に流通している最大容量は2014年4月現在512GBである。2010年のCF5.0規格から48bit LBA(BigDrive)に対応しており、仕様上の最大容量は144PBになっている。 CFカードサイズの1インチハードディスク・マイクロドライブ等のストレージ以外にも、Bluetoothなど、拡張スロットに収まる寸法のカードや、CFスロットからはみ出す形の、CFカード型PHSカード、有線/無線LANカード等の入出力デバイスもある。これら消費電力の多いI/Oカード用にCF+規格として電力容量が拡張されている。 内蔵ハードディスク等で使用されているパラレルATAとインタフェース上の互換性を持つため、コネクタの配線変換でIDE変換ができる。これを利用して、汎用のリムーバブルメディアとする以外にも、組み込み機器の起動メモリディスクとしてや、デジタルオーディオプレーヤーの内蔵記憶装置としてなど、内蔵部品としても使われる。またPCカード経由などでもハードディスクの代用として利用されている場合もある。パソコンなどへもIDE変換でパラレルATAやシリアルATAに直結するアダプタが有り、小容量のHDDの代替として古いPCの整備に使える状況である。 設計が古い分、メディアの製造や対応機器の製造に関するノウハウが十分蓄積されており、100円ショップで売られていたこともある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コンパクトフラッシュ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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