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コンビニATM(コンビニ エーティーエム)とは、コンビニエンスストアなどに設置されている現金自動預け払い機(ATM)のことである。 == 概要 == コンビニエンスストア内のATMは、1998年(平成10年)11月に三和銀行(現:三菱東京UFJ銀行)がローソン内に設置されていたダイエーOMC(現:セディナ)が運営するクレジットカードのキャッシュディスペンサー(CD)において、三和銀行のキャッシュカードで残高照会や現金引出しが可能なサービスを開始したことから始まる。翌1999年(平成11年)3月にはさくら銀行(現:三井住友銀行)が単独でam/pmに初めてアットバンクATMを設置し、同年10月8日には複数の金融機関が提携して全国初の共同のコンビニATM・イーネットを東京・神奈川・静岡の各都県に設置した。これを元に、10月8日はイーネットの定めた、日本記念日協会認定の「コンビニATMの日」に制定されている〔イーネットについて (イーネット公式サイト内)に記述あり。〕。 コンビニATMの個々のATMの管理は、コンビニATM運営会社と提携する都市銀行や地方銀行が地域ごとに行っている。これを幹事銀行、管理銀行などと呼び、それぞれ管理支店が設定されている。通常の本支店が管理支店となっている場合と、専用の支店を用意している銀行がある。セブン銀行の提携銀行の場合は、セブン銀行本店を幹事行として、提携銀行の管理支店との共同設置という形を取っている(イオン銀行もほぼ同様)。銀行法の定めにより、コンビニエンスストアの従業員はコンビニATMに関する質問に一切答えることができないので、ATMに付設している連絡用電話で問い合わせることとなる。 コンビニATMを利用するメリットとして、コンビニATMは24時間稼働しているためいつでも利用できることや、コンビニに併設しているため買い物したついでに利用できることなどがあげられる。現在では、コンビニだけではなく、スーパーマーケットや鉄道の駅、空港などにも設置されている。 一般に、金融機関の店舗にあるATMの営業時間と比べて、コンビニATMは24時間稼働など大幅に営業時間が長く、取引金融機関の定める時間帯で利用することができる。時間外や提携金融機関の取引においては有料となる場合があるが、金融機関によっては無料で利用できる設定をしているほか、手数料無料の特典がついた普通預金も発売されている(「みずほマイレージクラブ」など)。時間の利便性と場所の利便性に、銀行店舗の統廃合が進んだ影響に加えて無料入出金提携先が増加したことなどにより、金融機関の新しい拠点として利用は増加している。利用者の傾向としては、若い世代や単身者世帯の利用率が高い。コンビニATMは、2006年(平成18年)6月時点で2万4000ヶ所を超える店舗に設置されている(2006年(平成18年)6月現在のコンビニエンスストア店舗数は、40,258店舗(社団法人日本フランチャイズチェーン協会調べ))。 当初コンビニ向けATM機種は、銀行店舗におけるATM取引を補完する存在として、売り場に併設しやすいように、小型化して金庫を縮小、保守の省力化など、銀行店舗向けATMの性能を大幅に簡略化して開発された。一部には支払準備金容量の確保を図るため、二千円札の出金を設定し、銀行店舗向けATMと同等の準備金額を実現した事業者(ローソンATMなど)もある。利用者の増加やコンビニ以外への設置を受けて、小型の寸法はそのままに、紙幣計数速度の高速化やICカード対応、生体認証対応など、一般のATM並に向上させた機種が開発され、セブン銀行において積極的に更新が図られている。他のコンビニATMもこれに追随している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コンビニATM」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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