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シクラメン(学名:)はサクラソウ科シクラメン属に属する多年草(1年や2年で枯れること無く よく生き残れる草)の球根植物である。大和言葉(ヤマトことば)では「カガリビバナ(篝火花)」と呼ばれる。地中海地方が原産の草花であって、ハート形をした柄の長い葉には白斑があり、花茎を伸ばし花をつける。花の色は白や赤・黄・桃色などと多様性に富み、花も一重や八重など、観賞用として多くの品種が産まれている。 日本においては秋から春にかけて花が咲く。 「カガリビバナ(篝火花)」の他には、「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」という和名をも持っている。先に挙げた「カガリビバナ」の側は、この花を見たある日本の貴婦人(九条武子だといわれている)が、「これはかがり火の様な花ですね」と言ったのを聞いた植物学者・牧野富太郎が名付けた。後に挙げた「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」の側は、植物学者・大久保三郎〔「東京大学植物標本室に関係した人々 」『日本植物研究の歴史 - 小石川植物園300年の歩み』。〕が この草の英名:sow bread(雌豚のパン=放し飼いの豚がシクラメンの球根を食べてしまうことから命名)を日本語にそのまま直した名前である。「カガリビバナ」の側はその花を、「ブタノマンジュウ」の側は その球根を見て名付けたものであると言える。 シクラメン属の総称として「シクラメン」と言うことも多い。けれどもこの記事においては「シクラメン」という言端(ことば)を、特に明記しない限りは''C. persicum''とその品種、変種のみを指して用いる。 なお、属名の を発音に忠実にして表記すると「キクラメン」となり、文献によっては、「キクラメン・〜」と表記する場合もある〔〔中山昌明「シクラメン」『週刊朝日百科 植物の世界61 サクラソウ シクラメン』岩槻邦男ら監修、朝日新聞社、1995年6月18日、6-18-19頁。〕。 == シクラメンの生態 == シクラメンは双子葉植物として分類されているが、実際に土から芽を出す時は一枚しか出てこない〔NHK趣味の園芸プラスワン もっとシクラメン NHK出版編、金澤美浩・横山直樹監修、NHK出版、2015年12月25日、81頁 同属のC.coumの種子から子葉を出すまでの段階を追った写真あり〕。また、子葉から数えて7、8枚目の葉が出た頃から花芽の形成が始まる。又(また)、葉芽と花芽は一対一で発生して行く。花を放って置くとすぐ結実するが、結実させたままにすると株が弱り、最悪枯れてしまうので、採種が目的でも数輪残すだけ、採種が目的でなければ全て取り除くのが好ましい。球根は茎が肥大したもので、分球しない。この種の球根は表皮がコルク状で、乾燥に よく耐えることが出来る。球根が地上に露出した状態を好む〔NHK趣味の園芸プラスワン もっとシクラメン NHK出版編、金澤美浩・横山直樹監修、NHK出版、2015年12月25日、52頁・68頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シクラメン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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