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sigmatropic rearrangement =========================== ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 転位 : [てんい] transposition, dislocation, rearrangement ・ 位 : [くらい] 1. (n,n-adv,suf,vs) grade 2. rank 3. court order 4. dignity 5. nobility 6. situation 7. throne 8. crown 9. occupying a position 10. about 1 1. almost 12. as 13. rather 14. at least 15. enough to 1
シグマトロピー転位(シグマトロピーてんい、sigmatropic rearrangement)はπ電子系に隣接する単結合が切断されると同時に、π電子系上で新しい単結合が生成する形式の転位反応である〔IUPAC Gold Book - sigmatropic rearrangement 〕。単結合の生成と切断に伴って多重結合の移動も伴う。これらの結合の変化は反応中間体を持たない一段階の反応で、環状の遷移状態を経て起こる。すなわちペリ環状反応の一種である。 == 呼称 == シグマトロピー転位は切断される結合と生成する結合の相対的な位置関係でしばしば分類される。切断される結合の両端にある原子を1とし、そこから隣接するπ電子系に沿って位置番号を数え、新たに生成する結合の両端となる原子の位置番号を決定する。そしてその2つの原子の位置番号がそれぞれm,nであるとき、転位反応は-シグマトロピー転位と称される。例えばアリルビニルエーテルのクライゼン転位は切断される結合はアリル炭素-酸素単結合であり、それぞれ3の位置番号を持つ炭素上で新しい単結合が生成する。そのため、この反応は-シグマトロピー転位に分類される。 また同じ-シグマトロピー転位に属する反応であっても、基質などの違いにより別の人名反応として知られているものも多い。例えば同じ-シグマトロピー転位であるコープ転位(基質が1,5-ヘキサジエン)とクライゼン転位(基質がアリルビニルエーテル)といった例が挙げられる。そのほか、人名反応の基質の1つの原子を別の原子に置き換えたものについては人名反応にa命名法による接頭辞をつけて表すことがある。例えばアリルビニルアミンの-シグマトロピー転位は酸素を窒素に置き換えたものであるからaza-クライゼン転位と呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シグマトロピー転位」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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