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シダアンコウ科[しだあんこうか]
シダアンコウ科(学名:Gigantactinidae)は、アンコウ目に所属する魚類の分類群の一つ。いわゆるチョウチンアンコウ類として知られる深海魚の仲間で、シダアンコウ・ロウソクモグラアンコウなど2属22種が含まれる〔『Fishes of the World Fourth Edition』 p.259〕。 == 概要 == シダアンコウ科の魚類は太平洋・インド洋・大西洋など世界中の海の深海に広く分布する〔。本科はチョウチンアンコウ上科に所属する11科のうちの一つで、細長い体型と著しく伸長した誘引突起(イリシウム)など、オニアンコウ科に次いで形態の特殊化が進んだ高位群として位置付けられている〔『Oceanic Anglerfishes』 pp.138-141〕。 チョウチンアンコウ類は一般的に海底から離れた中層で生活すると考えられているが、本科魚類は海底付近を漂泳する姿が観察されている(「生態」の節を参照)。雌雄の体格は著しい性的二形を示し、雄は雌よりも極端に小さい矮雄(わいゆう)である。ミツクリエナガチョウチンアンコウなど他科で知られる寄生性の雄個体は見つかっておらず、シダアンコウ科の雄は性成熟後も自由生活を送るとみられている〔。雌はチョウチンアンコウ類としては比較的大きく、体長20-40cm程度にまで成長するが、性成熟に達した個体はいまだ得られておらず、繁殖形態には不明な部分が多い〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シダアンコウ科」の詳細全文を読む
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