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渋谷系(しぶやけい、シブヤ系とも)、若しくは渋谷系サウンドとは、東京・渋谷(渋谷区宇田川町界隈)を発信地として1990年代に流行した日本のポピュラー音楽(J-POP)の一部の傾向を分類化したものである。明確な定義が存在せず、バズワードとなっている。 ==概要== それまでの流行りであった“イカ天バンド”などの流れとは一線を画し、1980年代のニューウェーブやギターポップ、ネオアコ、ハウス、ヒップホップ、1960年代・1970年代のソウル・ミュージックやラウンジ・ミュージックといったジャンルを中心に、幅広いジャンルの音楽を素地として1980年代末頃に登場した都市型志向の音楽であるとされる。 具体的なアーティストとしては、ピチカート・ファイヴ(小西康陽・野宮真貴)、ORIGINAL LOVE(田島貴男)、フリッパーズ・ギター(小山田圭吾・小沢健二)〔フリッパーズ・ギターは当時は"ネオアコ・ギターポップ"と称されており解散後にこのくくりになっている〕などが挙げられる。ミュージシャン自身は「渋谷系」への区分を喜ばないことが多かったが、多くの音楽的要素を取り込んだ彼らの音楽を表現する言葉としてよく用いられた。 また彼らのCDのジャケットデザインやファッションは、1960・70年代のデザインを引用し解釈しなおした斬新なものであり、これらの音楽のファン層に強い影響を及ぼした。 さらにここから派生して、音楽に限らず、単にファッショナブルなものの代名詞として、あるいは単に渋谷を舞台にしたもののネーミングとして使用されることがある。特に近年では、渋谷周辺に集まる若い人々の愛好するファッションやデザインなども「渋谷系」と呼ばれるがここでいう渋谷系とは全く関連性はない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「渋谷系」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Shibuya-kei 」があります。 スポンサード リンク
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