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シルエットパズルとは、様々な形のピースを組み合わせて形を作るパズル。問題となる枠やシルエットが提示され、与えられているピースをいかに使って同じ形を作るかを考察することから、この名称がある。他に「知恵板」〔『数理パズル』 P.146-〕、英語ではDissection puzzle等とも。 == 歴史 == 記録に残っている最も古いシルエットパズルは紀元前3世紀頃のギリシアで生まれたとされている。「アルキメデスの小筥」又は「ストマッキオン」と呼ばれるこのパズルは正方形を14片に分割した物である。このパズルは道具を使うパズル全般の中でも、最も古いパズルとされる。 タングラムについては、中国の宋の時代に黄伯思という人物が著した「燕几図」という机の並べ方に関する書物があり、7個の長方形の机を並べる物であった。これを基に明の厳澄が、三角形や台形を用いた「蝶翅几」を考案し、それらを更に発展させたのがタングラムであるという説がある。 1742年に日本で「清少納言智恵の板」が刊行される。同名のシルエットパズルが紹介されているが、考案者については記されていない。翌1743年には中根彦循が著書の中で正方形を6片に切って様々な形を作ることができる例を発表している。 中国では1803年に「七巧八分図」、1813年に「七巧図合壁」という本が刊行される。これらの本はタングラムに関する本である。タングラムは19世紀初頭には欧米で広まり、ナポレオンなど様々な人が遊んだとされる。 19世紀末にはドイツのリヒター社が煉瓦と同じ素材を使ったシルエットパズルを製造・販売を開始している。アンカーパズルと呼ばれたこの商品は第一次世界大戦時に流行〔『パズルその全宇宙』P.28〕し、ピースの形を変えた多くのシルエットパズルが発売されるようになる。大戦終了後の需要の低下と安価なプラスチック製品の流通によりアンカーパズルは姿を消すが、いくつかの作品は名前や材質を変え販売が行われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シルエットパズル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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