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シバテリウム( 、シヴァテリウムとも)は新生代鮮新世前期から更新世後期(あるいは完新世前期)にかけて生息した、大型草食動物の絶滅した属。脚や首はそれほど長くないため外観の印象は異なるが、キリン科に属する。属名 の はヒンドゥー教の最高神の一柱である破壊神シヴァ()に由来し、獣 とあわせ「シヴァの獣」の意となる。'' はヒンドゥー教の最高神の一柱である破壊神シヴァ()に由来し、獣 とあわせ「シヴァの獣」の意となる。 '' はヒンドゥー教の最高神の一柱である破壊神シヴァ()に由来し、獣 とあわせ「シヴァの獣」の意となる。 == 形態 == 肩高1.7〔『アフリカの哺乳類』 132頁〕 - 2.2m、頭骨長70cm〔『絶滅哺乳類図鑑』 180頁〕。現生のキリンに及ばぬとはいえ大型の動物である。頭部には二対の角を持ち、一対は眼窩上のやや小さな円錐形の突起、もう一対は特徴的な翼状の大型のものである。これらの角は、現生のキリンのように皮膚に覆われていた(オッシコーン、)か〔、あるいはウシなどの様に角質の鞘で覆われていた〔『脊椎動物の進化』 431頁〕と推定されている。体型はキリンに比べて首や四肢が短く、また骨太な体幹を持つため、ウシやヘラジカに似た形態となっている〔〔。 またシバテリウム属に見られる進化の傾向としては、後期の種になるほど中手骨が中足骨に比して相対的に短くなることが知られているが、これは先行する祖先的な種が木の葉を主食としていた(いわゆる Browsing)のに対し、(狭義の)草食(いわゆる Grazer)へと二次的に進化していく過程にあったためとされる。〔しかし一方、現生のキリンにつながる系統の種は、四肢と首を伸ばす事でより木の葉食への傾向を強めていった。 ファイル:SivatheriumSkull.jpg|シバテリウム頭骨 ファイル:Sivatherium hharder.png|生態復元想像図 ファイル:Sivatherium_giganteum.jpg|''S. giganteum'' 想像図 ファイル:SivatheriumLyd.jpg|1890年代における復元図 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シバテリウム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sivatherium 」があります。 スポンサード リンク
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