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ジェネラル・シャーマン号事件(ジェネラル・シャーマンごうじけん、)は、1866年(李氏朝鮮暦:高宗3年)にアメリカ合衆国の帆船ジェネラル・シャーマン号(1986年刊行の平凡社編『朝鮮を知る事典』では「武装商船」であるとする)が李氏朝鮮後期の朝鮮半島・羊角島に来航した際に起きた一連の事件。朝鮮に同情的な歴史学者は、アメリカ人乗組員が朝鮮の住民に対し殺害や略奪を行ったために〔水野(2007)〕朝鮮側が報復として焼き討ちし、撃退した事件としている〔伊藤(1986)〕〔旗田巍(1974)〕が、異論もある。 == 経過 == 1866年7月、アメリカのスクーナー型帆船「ジェネラル・シャーマン号」が李氏朝鮮との通商を求めて〔水野(2007)〕大同江経由で平壌の羊角島に来航した。船の名称は南北戦争の将軍で「近代戦の創始者」とも言われるウィリアム・シャーマンに由来し、アメリカ商人W.B.プレストンとイギリスのメドーズ商会によって共同運航されていた〔伊藤(1986)〕。当時、東アジア周辺の海域には武装商船が頻繁に出没していた。 来航を受け、平壌の地方官は当初この船を難破船として処理しようとし、朝鮮の慣例に則って食糧や薪・水を支給した上で退去を命じる方針であった〔旗田巍(1974)〕。ところが、朝鮮側の伝えるところによれば朝鮮側使者の李玄益が乗った小舟はシャーマン号側によって転覆させられ〔旗田巍(1974)〕、李玄益は捕縛された〔旗田巍(1974)〕。さらにシャーマン号は沿岸に集まっていた住民に砲撃を加えて10名あまりを殺害し河を遡行しはじめたという〔旗田巍(1974)〕。 これに激怒した住民はシャーマン号への攻撃を開始し〔旗田巍(1974)〕、数日間の戦闘の末にシャーマン号は座礁した〔旗田巍(1974)〕。ここで平壌監司の朴珪寿が指揮を執ってシャーマン号を焼き討ちし、乗組員全員を殺害したとされる〔伊藤(1986)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジェネラル・シャーマン号事件」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 General Sherman incident 」があります。 スポンサード リンク
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