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株式会社JERA(ジェラ)は、東京電力と中部電力が共同で設立した火力発電事業のための会社である。2015年10月、両電力会社の燃料輸送事業と燃料トレーディング事業を承継した〔。両電力会社の既存の火力発電所を承継する将来構想もある〔事業内容 (JERA)〕。 == 概要 == 東京電力と中部電力は2015年、火力発電事業についての包括的アライアンスに合意した。JERAはこの合意に基づいて設立された会社である。両社のJERAに対する出資比率は50:50で、初代の代表取締役会長には東電出身の内藤義博が、初代の代表取締役社長には中部電出身の垣見祐二が就任した。2016年4月、会長は米国人弁護士のヘンドリック・ゴーデンカーに交代した。 JERAは、将来、化石燃料(液化天然ガス、石炭)の調達から日本国内外の火力発電所の運営までを一貫して担うことを目指している〔。垣見社長は2015年の講演で「化石燃料調達と火力発電事業における世界一の企業を目指す」と宣言した〔日経エネルギーNext主催電力ビジネスSummit 2015基調講演:JERA 〕。 仮に構想どおりに東電と中部電の火力発電事業の全てをJERAが承継すると、JERAは年間の液化天然ガス調達量4千万トン(世界最大級)、発電能力7千5百万kW、売上高3兆~4兆円の巨大企業になる見込みである〔。ただし、中部電に慎重論があるため、2015年9月現在、東電・中部電の火力事業の統合の決定には至っていない〔同床異夢の火力統合 東電・中部電が新会社 (日経電子版、2015年4月16日)〕〔東電と中電、「火力提携」の複雑 福島原発事故の補償問題が影落とす (2015年2月22日、J-CASTニュース)〕。 JERAという社名は、Japan(日本)の頭文字J、energy(エネルギー)の頭文字Eにera(時代)という語を組み合わせたものであり、「日本のエネルギーを新しい時代へ」という意味が込められている〔JERA(社名)の由来 (JERA)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「JERA」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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