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ジム・カスタム(''GM CUSTOM'')は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ」の一つ。初出は、1991年に発売されたOVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』。 作中の軍事勢力の一つ「地球連邦軍」の量産機で、『機動戦士ガンダム』に登場する「ジム」の改良型。「やられ役」としての描写が多いジムとしては珍しい、「エースパイロット用の高性能機」という設定が特徴。『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場する「ガンダムNT-1」とはパーツの一部を共用しており、外見も似通っている。『0083』劇中では、「サウス・バニング」率いる「アルビオン」MS部隊の主力機として登場する。 メカニックデザインはカトキハジメ。 == 機体解説 == RGM-79 ジムの性能向上型として、一年戦争終結後に製造された。ガンダムNT-1の系譜であるオーガスタ系に属するため、パーツの一部に同機用を流用されたという経緯を持つ。従来のジムの倍近い推力とガンダムタイプ並のジェネレーター出力を持ち、デラーズ紛争前後の連邦製量産機としては最上位機として位置付けられる。劇中でも、本機に搭乗したパイロット達が「旧式のゲルググなら楽なもの」と、一年戦争当時の高性能機を見下す発言をしている。一方で、突出した面の少ない無難な機体特性であり、本機の評価を端的に表現すればコウ・ウラキの「特長がないのが特徴」の言葉に集約される。性能に比例して製造コストも高かったため、実際の配備は少数のエース級パイロットのみにとどまった。 武装は頭部内蔵式の60mmバルカン砲2門と、従来のジムとは逆のバックパック右側に1基装備されるビーム・サーベル、「ジム・ライフル」の通称で呼ばれる90mmマシンガンを装備する。本機用のビーム・ライフルは劇中では確認できない〔高性能の本機に劇中でビーム兵器が配備されなかった理由は不明だが、この当時にしてもビーム兵器に対する信用は薄く、一年戦争時代から慣れ親しんだ実弾兵器を愛用するパイロットが多かったという説がある。〕。ジム・ライフルは実体弾であるが、ゲルググ・マリーネやドム・トローペンをはじめとするほとんどのデラーズ・フリート所属MSを撃破する威力を持つ。その他、防御用にジム・コマンド系の曲面型シールドを携行する〔劇中第4話では、ドム・トローペンのラケーテン・バズーカ弾がモンシア機のシールドに命中し、同機の盾は粉砕された。第5話では、シーマ専用ゲルググMの発射したビームがモンシア機のシールドに被弾し、上半分が吹き飛んだ。第8話では、同じくシーマ専用ゲルググMの110㎜速射砲弾でバニング機のシールドそのものが粉砕されている。〕。機体色は大まかに、全体がブルーグレー、ゴーグルがオレンジ。 デラーズ紛争後は生産ラインが特殊部隊ティターンズの管理下に置かれ、若干の設計変更と共に黒と濃紺(ティターンズカラー)に塗装されたジム・クゥエルの生産へ切り替えられた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジム・カスタム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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