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ジーノ・セヴェリーニ : ミニ英和和英辞書
ジーノ・セヴェリーニ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ジーノ・セヴェリーニ : ウィキペディア日本語版
ジーノ・セヴェリーニ[ちょうおん]

ジーノ・セヴェリーニGino Severini, 1883年4月7日 - 1966年2月26日)は、イタリア画家未来派運動の中心的メンバーの一人で、主にパリローマで活動した。第一次世界大戦後は新古典主義に傾倒した時期もある。絵画のほか、モザイクフレスコなどさまざまな技法の作品を残している。ローマ・クワドリエンナーレを含む主要な展覧会に参加し、受賞を重ねた。
== 初期 ==
セヴェリーニは1883年4月7日、中部イタリア、コルトーナの貧しい家庭に生まれた。父親は法廷書記官、母親は洋裁師であった。彼はコルトーナのスクオーラ・テクニカ(技術学校)で学ぶが、15歳の時、試験問題を盗んだかどで、同校のみならずイタリア全土の学校から追放処分となった。その後しばらくの間は父親のもとで働くが、1899年には母とともにローマへ移っている。彼が芸術に真剣に興味を示し始めるのはこの時からで、事務仕事のかたわら絵を描くようになった。コルトーナ出身でローマ教皇の侍従であったパッセリーニ師というパトロンの援助を得て、セヴェリーニは美術の勉強をすることとなり、ローマ美術学校付属の裸体コースと私立の美術学校とに登録した。彼の正規の美術教育は2年間で終わりを告げた。パトロンが「君の絵には様式が欠けており、私には全く理解できない」と言って、援助を打ち切ったためであった。〔Severini, G., ''The Life of a Painter'', Princeton, Princeton University Press, 1995. ISBN 0-691-04419-8〕
1900年、彼は後に「未来派芸術宣言」に共に署名することになる画家・彫刻家のウンベルト・ボッチョーニに出会う。彼ら2人はパリ帰りの画家ジャコモ・バッラのアトリエを訪ね、色彩分割(ディヴィジョニズム、点描主義)の技法を知ることとなる。色彩分割とは、色彩をパレットで混ぜ合わせることなく、画面を純粋色の色点で覆い、鑑賞者の網膜上で色彩を混ぜ合わせようとする技法である。この色彩分割の考え方は、セヴェリーニの初期作品や1910 - 1911年頃の未来派の絵画にも多大な影響を与えている。
セヴェリーニは1906年11月、パリに移るが、この移住が彼に与えた影響は決定的なものだった。彼は後にこう述べている。「私がもっとも強い絆を感じる街はコルトーナとパリだ。私の体はコルトーナで生まれたけれども、私の知性や精神はパリで生まれたのだ」〔Fonti, D., ''Severini'', Florence, Giunti, 1995. ISBN 88-09-76204-5〕 。彼はモンマルトルに居を構え、画業に専念した。モンマルトルでは当時新進の画家たちに多数出会っている。アメデオ・モディリアーニと親しくなり、ラウル・デュフィジョルジュ・ブラックシュザンヌ・ヴァラドンらは近隣にアトリエを構えていた。また、画家のフアン・グリスパブロ・ピカソ、演出家リュニェ・ポーとその演劇仲間、詩人のギヨーム・アポリネールポール・フォールマックス・ジャコブ、それに作家のジュール・ロマンら、当時のパリの前衛芸術家たちとも知り合っている。絵の売り上げだけでは暮らしていけなかったセヴェリーニは、パトロンたちの支援に頼って暮らしていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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