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「スウェット・ロッジ」(sweat lodge)は、アメリカ・インディアンの儀式のための小屋、またはこの小屋で行う「治癒と浄化」の儀式。 == 概略 == 「スウェット・ロッジ」(発汗小屋)は、全米のインディアン部族に見られるもっとも一般的で、しかも重要な儀式である。この「スウェット・ロッジ」は、薬草の香気を含んだ蒸気によって身を清め、汗をかくことで健康を回復させる「治癒」の意味と、「心と体の浄化を伴う文化的な集まりの場」の二つの意味を持っている。 1830年代にマンダン族を訪ねた白人画家ジョージ・カトリンは、これを「蒸し風呂」と呼び、「マンダン族にとってこの蒸し風呂は病人や虚弱者のためだけでなく、部族民すべてによって様々な目的で使われている」と報告している。 19世紀のカトリンの報告通り、現在でもインディアンはこの「蒸し風呂」の手法を採った治癒と浄化の儀式を、あらゆる決めごとや儀式の前に行う。このスウェット・ロッジは、全米のインディアン、そしてアラスカのエスキモー部族にも見られる。スペインによる侵略以前のマヤやアステカ〔アステカでは「テマスカリ」と呼ばれた〕でも盛んに行われていた。どのインディアンの村でも町でも、住居のそばに必ず発汗小屋があり、インディアンたちは毎日この小屋で「発汗の儀式」を行っていた。 合衆国は19世紀末からの同化政策の一環として1881年に、憲法に違反してインディアンの宗教を非合法化した。しかし伝統派のインディアンたちは、数々の儀式を白人の目を盗んで継続させていた。1960年代に起こったインディアンの権利回復要求運動(レッド・パワー)は、インディアンの伝統復興を掲げた一大民族運動となった。ことに1968年に創設されたインディアン権利団体「アメリカインディアン運動」(AIM)は、スー族の伝統派呪い師たちと手を結び、「サンダンスの儀式」を全米に広めた。そして同時に、これらの儀式やあらゆる行事、決めごとの前に行われる「スウェット・ロッジ」も、全米の部族で復活することとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スウェット・ロッジ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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