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トランスポンダ (Transponder) はTRANSmitter(送信機)とresPONDER(応答機)からの合成語〔日本理工出版会:電気通信主任技術者 試験対策・伝送交換設備及び設備管理P154〕で、受信した電気信号を中継送信したり、電気信号と光信号を相互に変換したり、受信信号に何らかの応答を返す機器の総称である。二次レーダーとも称する。 通信分野では中継器、電波応用分野では応答装置とも呼ばれる。略称トラポン。 == 無線通信・衛星通信 == 通信衛星、放送衛星などの人工衛星に搭載し、地上から送られた微弱な電波を受信し、地上に送り返すために電力増幅するための中継器である。使用する周波数帯は地上から衛星向け(アップリンク)と衛星から地上向け(ダウンリンク)の組み合わせが国際的な取り決めによって規定されている。送受の1系統で1チャンネルを構成する。通信衛星や放送衛星ではトランスポンダを数十台搭載して、割り当てられた帯域をカバーしている。通信・放送衛星の運用事業者はトランスポンダの帯域を通信事業者や放送事業者などに販売することで事業を行う。 lyngsat.com等衛星関連サイトでは tp 20 等と表示されている。(tp20 = トランスポンダ番号20番) また、日本のBSデジタル放送規格のようにスロット(トランスポンダ1本当たりの容量は48スロット)と呼ばれる単位に細分化される場合もある。 技術的には、アップリンク周波数の受信機能と、周波数変換機能、ダウンリンク周波数の送信機能、および、受信デマルチプレクサ、送信マルチプレクサからなり、そのほか各種制御機能、機器の監視機能を持つ。送信機用電力増幅器は静止衛星用の大電力のものはほとんど (TWT) を使用し、中小電力のものでは半導体素子を用いた固体増幅器 (SSPA; Solid State Power Amplifier) を用いるものもある。 主にマイクロ波帯の電波が使われる。通信衛星では、Cバンド (4/6GHz)、Kuバンド (12/14GHz)、Kaバンド (20/30GHz) が使われる。軍用衛星通信ではXバンドも使われる。放送衛星(通信衛星を用いた衛星放送も含む)では、Kuバンドが使われる。通常は同じバンド電波の組み合せでアップリンクとダウンリンクを構成するが、異なるバンドでも可能である。このようなトランスポンダーをクロスストラップ・トラポンと呼ぶ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トランスポンダ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Transponder 」があります。 スポンサード リンク
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