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スサビノリ : ウィキペディア日本語版
スサビノリ

スサビノリ(荒び海苔、学名:)は、ウシケノリ科アマノリ属に分類される紅藻類の海藻で、海苔の1種。 海苔養殖の対象として最もよく用いられる。
== 特徴 ==
葉状体は、海水〜汽水域の潮間帯から潮下帯の岩床に多く見られる。葉状体は赤紫色をしており細胞一層からなる膜質。形は生育地により倒卵形、楕円形、倒披針形と変異に富む。雌雄同株。
生活環は、1949年イギリスドリューらにより、通年で有性生殖と無性生殖を繰り返すことが発見された。春から秋にかけては無性生殖である糸状体期、秋から春にかけては有性生殖である葉状体期となる。
; 糸状体期
: 春に放出された接合胞子(果胞子)は、カキ殻などの基質に穿孔して潜り込み、糸状体を形成して越夏する。20℃程度の高水温下で糸状体は成長する。水温が23℃に達すると糸状体の先端に胞子を形成し、20℃程度まで低下すると放出する。
; 葉状体期
: 秋季に放出された殻胞子は、岩床や防波堤などの基物に着生し、葉状体を形成する。葉状体は春にかけて成熟、周縁部に精子及び卵子を形成し、接合胞子を作る。〔【スサビノリ(黒のり)編】〜ノリの一生ってご存じですか?〜 - さかなの目・三重県「みえのうみ」〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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