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スバル・EJ25 : ウィキペディア日本語版
スバル・EJ25[すばるいーじぇい25]

EJ25とは、富士重工業が生産する排気量2,457cc水平対向4気筒エンジンである。2代目レガシィに初めて搭載された。北米市場ではトライベッカを除く全車種に搭載される主力エンジンとなっている。
== 概要 ==
EJ型シリーズの核となるEJ20に対して内径を7.5mm、行程を4mm拡大した、EJシリーズ最大排気量のエンジン。過去にはDOHC NAエンジンも存在したが、現在では、SOHCはNA、DOHCにはターボの組み合わせである。なお、低回転域のトルクが重視される北米市場では、このEJ25がスバル唯一の4気筒エンジンになっている。
2.5リットル級の4気筒エンジンは主運動系の慣性力が大きいため、直列エンジンではバランスシャフトを用いて振動を抑えるのが普通である。これに対し、EJ25は「理論上、ピストン系往復質量による不平衡慣性力が生じない」という水平対向エンジンの特性により、バランスシャフトという追加装置なしでも大きな振動を発生しないことが強みである。
SOHCエンジンは専用の動弁系を使用し、内径の拡大にあわせてバルブピッチも拡大している。
しかし、初期のDOHCエンジンはEJ20用をベースとしたシリンダーヘッドを使用していた。現在でも燃焼室形状を除いてバルブ径、バルブピッチなどのレイアウトはEJ20と全く同じになっている。
EJ25のみに採用されている技術としてi-AVLS (i-Active Valve System) がある。これはホンダVTECと似た機構により可変バルブリフトを実現するシステムである。ロッカーアームを持つ、SOHCエンジンの吸気側にのみ採用されている。
i-AVLSは低回転域では片側の吸気バルブを低リフトで開くことで流速の大きなスワールを発生し、中高回転域では両方の吸気バルブを大きくリフトさせ充填効率を上げることで、低回転のトルクと高回転での伸びを両立している。また、低回転ではバルブリフトが低いためカムシャフト駆動トルクが減少し、燃費向上につながっている。
なお、この機構はトヨタ系動弁系部品メーカーのオティックス 製である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スバル・EJ25」の詳細全文を読む




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