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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
スーパーホップスは、かつてサントリーから発売されていた発泡酒。本項では、前身商品のホップスについても述べる。 == 歴史 == 1994年、サントリーは新商品『ホップス』を発売した。麦芽使用率は65%未満に抑えられており、発売時点の酒税法上の区分は麦芽使用率25%以上67%未満の発泡酒1に区分される。1リットル当たりの酒税はビール220円に対し、発泡酒1は152.7円であった〔夏目(2010年)、87-88ページ〕ことから、ビール350ml缶の小売価格225円に対し、『ホップス』の希望小売価格は180円とした〔。当時の市場環境はバブル崩壊後で消費者の低価格志向が強く、円高を生かしてダイエーが1993年からベルギー産『バーゲンブロー』330ml缶を128円で販売するなど価格競争が進行していた。本品はこのジャンルの先駆けであり、発売当初は「発泡酒」の名称が浸透しておらず、ビールと呼ぶこともできなかったため、酒販関係者は「ホップス」と呼ぶしかなかった〔夏目(2010年)、85ページ〕。原料のうち麦芽を減らして米やコーンスターチに置き換えたため窒素分が少なく、その結果コクやうま味が少ない代わりに飲みやすい製品となった〔夏目(2010年)、81-82ページ〕。発売後1年足らずで月間販売数量100万ケースを越えるヒット商品となったが、翌1995年にはサッポロビールが競合商品『ドラフティー』を販売開始。麦芽使用率25%未満で発泡酒2に該当し、1リットル当たりの酒税は83.3円、350ml缶の希望小売価格は150円であった。競合商品の登場に加え、酒税法改正が追い打ちをかける。1996年秋、大蔵省は発泡酒のうち麦芽使用率50%以上67%未満の製品の酒税をビールと同額とした。麦芽使用率25%未満は105円となり、『ドラフティー』も影響を受けた〔。1996年5月28日、酒税法改正を前に、サントリーは麦芽使用率を25%未満とした『スーパーホップス』350mlレギュラー缶・500mlロング缶・業務用10l樽詰の発売を開始する。大瓶は翌年3月6日、1000mlのジャンボ缶は同7月9日、250mlのミニ缶は同10月15日に発売開始した。1998年にはガスト全店で樽詰生ビールから樽詰『スーパーホップス』に変更されるなど、飲食店向けへの販売も伸ばした。1997年12月には、350ml換算の累計販売数量が10億本を突破。1999年6月には、スーパーホップスシリーズよりドライタイプの商品『スーパーホップス〔マグナムドライ〕』、2001年10月には糖質・プリン体・カロリーを抑えた発泡酒『ダイエット生』を発売した。『スーパーホップス〔マグナムドライ〕』は、2000年に食品ヒット大賞のヒット賞を受賞している。 その後サントリーはプレミアムビールの『ザ・プレミアム・モルツ』や第3のビールの『金麦』に注力する方針を決め、2012年3月に『ダイエット生』、同6月にスーパーホップスの後継商品である『MDゴールデンドライ』の生産を終了。サントリーは発泡酒事業から撤退した 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スーパーホップス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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