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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
『スーパーマリオブラザーズ3』(スーパーマリオブラザーズスリー、''SUPER MARIO BROS. 3'')は、1988年10月23日〔日本での発売日。アメリカでは1990年2月12日。〕に任天堂が発売した、ファミリーコンピュータの横スクロールアクションゲームである。販売本数は国内で約384万本であり、この本数はファミコンソフトとしては『スーパーマリオブラザーズ』に次いで2番目である。全世界では約1728万本に達する。略称は「スーパーマリオ3」「スーマリ3」「マリオ3」。 == 概要 == CMでのキャッチコピーは、『僕らは、マリオと強くなる』。 本作は『スーパーマリオブラザーズ』の続編として制作され、登場キャラクターやアイテム・ルールなどの多くの要素は『スーパーマリオブラザーズ』を引き継いでいるが、同時に非常に多くの変更や追加が施されており『スーパーマリオブラザーズ』とは大幅に変わっている。発売当初「ファミコンソフトの最高傑作」と銘打ち自信作であることをアピールしていた通り、当時としては最高水準のグラフィックや内容的多様さを有していた。 今回クッパが襲ったのはキノコ王国ではなく、キノコワールドに点在する別の7つの国。各国で自分の子供たち・コクッパ7兄弟を率いてイタズラをし、あげくの果てに各国に古くから伝わる魔法の杖を盗み出し、王様を動物の姿に変えてしまった。今回の目的は、これら7つの国を順に回り、魔法の杖を取り返すことである。ただし、ゲーム途中でピーチ姫がクッパの本拠地である8つ目の世界である暗黒の国に連れ去られてしまうので、その時点からピーチ姫を奪い返すことが目的となる〔説明書や攻略本によれば、前々作・前作の敗因を「マリオがキノコ王国に居る限りすぐに救出に駆けつけるから」だと考えたクッパが、マリオの注意をそらすため、あえて周辺7カ国を襲撃した、というストーリーが語られている。〕。 システム上の非常に大きな変更としては、マップシステムおよびマップアイテムの導入、新たなパワーアップの導入、そしてスクロール方式の多様化がある。各ワールドのステージはマップ上に配置され、ステージのクリア順にある程度の自由度が与えられたほか、2人プレイで共同して攻略することが可能となった。 パワーアップとして、しっぽ・タヌキ・カエル・ハンマー・クツという状態が追加された。しっぽ・タヌキ状態では空を飛ぶことができ、これにより前作では考えられなかった場所に行けるようになった。また、マップアイテムをマップ画面で使用することでステージ開始前にパワーアップを行うこともでき、有利な初期状態でステージ攻略することも可能となった。スクロール方式は左右両方向スクロールにより一度通り過ぎた地点にも戻れるようになっただけでなく、ステージによっては上下・斜め方向も加わり、上記飛行能力と併せて移動の自由度が大幅に高まった(プレイヤーの動きに無関係に強制スクロールするステージなどもある)。 グラフィックデザインも刷新されており、前作に登場するキャラクターも再デザインされている。背景の色遣いが多彩になったことや、各キャラクターの周囲が縁取りされていることから、全体にコミカルな印象になっている。 ステージの難易度は『スーパーマリオブラザーズ2』のようにいきなり高難易度となることはないが、後半に行くにつれそれに匹敵する、あるいは凌駕する難ステージが登場する。しかし「前述のマップアイテムにより難易度をやわらげられる」「あまりに難しいステージはスキップできる手段がある」等、アクションが苦手な人でもクリアできるような工夫がなされている。 前作・前々作に比べステージ数が2倍以上に増えているが、バッテリーバックアップ機能(ROM回路内蔵電池での保存機構)は搭載していない。ただし前作・前々作同様ワープゾーンのシステムはあり、説明書に「残念なことにバッテリーバックアップ機能がないため電源を切ると、また初めからのプレイになってしまいますが、コースのどこかに隠してある“笛”が何かの役に立つかと思います。」とヒントを記述している。 このような多様かつ複雑な内容を実現するために当時としては最高度の技術が投入されており、大容量3メガビットカセットを用いたほか、特にグラフィックの点でファミコンソフトとしては限界に近いプログラミングがなされている。ネット上にはマリオシリーズハックロムは多いが、本作に関してはこのようなプログラミングの複雑さ(特にグラフィックの扱いにくさから)から確固とした日本語に対応するエディタが作られなかったため、ハックロム数は最も少ない。 本作は後にリメイクされ、1993年7月14日にスーパーファミコンで発売された『スーパーマリオコレクション』に収録されている(2010年10月21日にWii版が発売された。)ほか、2003年7月11日にゲームボーイアドバンスで発売された『スーパーマリオアドバンス4』に収録されたバージョンもある。 なお、これらリメイク版および米国版ではシステムその他の点でオリジナル版と異なる点が多数存在するが、本稿では主としてオリジナル版について述べ、相違点についてはオリジナル版との比較という形でまとめてある。 任天堂は1986年2月のファミリーコンピュータディスクシステムの発売にあたって、ファミコンでのソフト供給はディスクシステムに切り替えて、以後はロムカセットでのゲームは新発売をしないと宣言〔『ファミコンシンドローム 任天堂 奇跡のニューメディア戦略』洋泉社、1986年、p.132〕〔刑部澄徹、片山聖一『ファミコンブームが崩壊する日』秀和システムトレーディング、1986年、p.149〕。その公約が翻され、2年半ぶりにロムカセットでのリリースとなったのが本作である〔馬場宏尚『ソニーが任天堂に食われる日』エール出版社、1993年、p.61〕〔高橋健二『スーパーファミコン任天堂の陰謀 ソニー・松下を越えた世界企業の光と影』光文社、1991年、p.96〕。 2007年12月11日にWiiのバーチャルコンソール(VC)で配信された〔WiiのVC版では砦などのボスがいるコースのクリア時と爆発のフラッシュの点滅表現が1色に変更されている。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スーパーマリオブラザーズ3」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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