|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 不 : [ふ] 1. (n-pref) un- 2. non- 3. negative prefix ・ 不安 : [ふあん] 1. (adj-na,n) anxiety 2. uneasiness 3. insecurity 4. suspense ・ 不安定 : [ふあんてい] 【名詞・形容詞】1. instability 2. insecurity 3. crankiness ・ 安定 : [あんてい] 1. (adj-na,n,vs) stability 2. equilibrium ・ 帯 : [おび, たい] 1. (n-suf) band (e.g., conduction, valence)
不安定帯〔(ふあんていたい、Instability strip〔)は、脈動変光星が占めるヘルツシュプルング・ラッセル図におけるほぼ垂直の領域である。 主系列星のA型とF型(1から2太陽質量)の領域を分断しており、若干右に曲がりながらほぼ垂直に最大光度の位置まで伸びている。不安定帯の下の方は、ヘルツシュプルングの間隙と呼ばれる。 == 脈動 == 不安定帯にある恒星は、He III(重イオン化ヘリウム)のせいで脈動している。通常のA型、F型、G型の恒星では、ヘリウムは恒星の光球に中性の状態で存在する。温度が2万5000℃から3万℃の光球の下の深い位置からは、He II(イオン化ヘリウム)層が始まる。He III層は、3万5000℃から5万℃の位置から始まる。 恒星が収縮すると、He II層の密度と温度は上昇し、He IIはHe IIIに変換し始める。これにより、恒星の不透明度は増加し、恒星内部からのエネルギー流束は、効率的に吸収される。恒星の温度は上昇し、拡大を始める。拡大が終わると、He IIIは再びHe IIに再変換し、恒星の透明度は低下し、恒星の表面温度も下がる。外層は収縮し、サイクルが初めから繰り返される。 恒星の視線速度の脈動と明るさの変化の間の相転移は、恒星表面からHe II領域の距離に依存する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「不安定帯」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Instability strip 」があります。 スポンサード リンク
|