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ソープランドは、湯船のある部屋(浴室)で女性従業員(風俗嬢)が、男性客に対し性的なサービスを行う風俗店である。風俗店の中でも性交を含めたサービスを提供するため「風俗の王様」と称される。「ソープ」、「特殊浴場」、「個室(高級)サウナ」などとも呼ばれる。 日本で独特に発達した営業形態であるが、やや形を変えた同様の業態が外国にも見られる。 平成27年度(2015年)版警察白書によるとソープランド等の届出店は2014年(平成26年)時点では1224店ある。 == 歴史 == ソープランドは、後述するように1980年代になってからの名称で、それ以前は「トルコ風呂」(しばしば略して「トルコ」)と呼ばれていた。 古くは、1932年(昭和7年)に発表された横光利一の小説『上海』に「トルコ風呂」についての記述がある。女性がマッサージをする蒸し風呂が当時の上海にあり、日本でも知られていた。もともと中東地域の伝統的な公衆浴場(ハマム)は蒸し風呂(スチーム・サウナ)で、中では垢すりのサービスが行われていたので、これが20世紀初頭まで中東随一の大国であったトルコの名前で日本に紹介されたものとみられる〔中東では男性客には男性、女性客には女性の垢すり師がつくのが原則。〕。 女性がマッサージを行う個室浴場の店舗としての「トルコ風呂」が日本で初めて誕生したのは、1951年(昭和26年)4月1日に東京都中央区東銀座に開店した東京温泉である。経営者は現代史の怪人とも呼ばれる許斐氏利で、射撃の日本代表選手として海外渡航した際にスチーム・サウナに感動し日本初の「トルコ風呂」を開業したという。サウナ施設がメインで、女性(ミストルコ)がマッサージサービスを行うもので、女性は着衣のまま性的なサービスも厳禁〔広岡敬一『ちろりん村顛末記』(朝日文庫)P.19〕、その後も同店はこの姿勢を崩さなかった。 なお、これ以前に性的サービスを行う「トルコ風呂」が存在していた旨を松沢呉一が述べているが、明確に確認できるものではない〔松沢呉一『エロスの原風景』(ポット出版)P.84 - 93〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ソープランド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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