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タルチシオ
聖タルチシオ(またはタルチジオ、タルチシウス)(、)は、3世紀のキリスト教の殉教者である。教皇ダマスス1世の詩にも登場する。 カトリック教会での霊名日は8月15日(聖母の被昇天と同日)である。 ==聖体の奉仕者== ローマ帝国時代のイタリアでは、キリスト教は弾圧されていたため、キリスト教の信仰を持った人はカタコンベなどで密かに集まり、祈りを捧げ、信仰を守っていた。その祈りで重要になるのは司祭によって聖別された聖体であり、ミサを捧げるのに必要なものであった。タルチシオはこの聖体を運ぶ役割を司祭から受け、密かに信者のもとへ運び届けていた。しかし、ある日聖体を運んでいる途中に見つかってしまい、石で打ち殺され、殉教する。石で打たれた時も、運んでいた聖体を胸に抱いて守り続け、奪わせなかったという。そのため、肖像画や彫刻は胸に聖体を抱いているようなポーズが多い。 少年であったといわれ、また聖体を運んでいる最中に殉教したため、侍者の守護聖人として知られる。実際には助祭としての役割も担っていたとも言われる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「タルチシオ」の詳細全文を読む
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