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タ・モク（ / Ta Mok, 1926年 - 2006年7月21日）は、カンボジアの軍人、政治家。カンプチア共産党南西部地域書記、党中央委員会常務委員。 == 経歴 == 本名はチヒット・チョウン(Chhit Choeun)とされるが不確かである。他には Ek Choeun, Oeung Choeun となどとされる。 彼は1940年代に反フランス抵抗活動に参加し、続いて反日抵抗活動を行った。1950年に出身地のタケオ州においてインドシナ共産党に入党〔ヘダー、ティットモア（2005年）、150ページ。〕。モクはパーリで僧職を学んでいたが、1952年には反フランス抵抗組織「クメール・イサラク」に参加した。まもなく彼はプノンペンを去り、クメール・ルージュに加わった。1963年の党大会において党中央委員に選出された〔ヘダー、ティットモア（2005年）、150ページ。〕〔ショート（2008年）、210ページ。〕。 1968年には南西部地域書記に任命され、この時点で党中央委員会常務委員および軍事委員を兼務していた〔ヘダー、ティットモア（2005年）、150ページ。〕。 1970年頃の戦闘で片足を失っている。彼は民主カンプチアにおける粛清を指揮したと考えられており、「The Butcher(屠殺屋)」の異名を持つに至る。 1976年4月10日の人民代表議会の初会合においてモクは人民代表議会常任委員会第一副議長に選出された〔Kiernan (2008), p.326.〕。 1978年11月1日から2日の第5回党大会において農業・農村関係担当の党常務委員兼第二副書記、および軍事担当の軍事委員会副委員長に選出され、ポル・ポト、ヌオン・チアに次ぐ序列第3位に昇格した〔ショート（2008年）、592-593ページ。〕〔ヘダー、ティットモア（2005年）、96-97ページ。103ページ・注191。〕。 クメール・ルージュ政権が1979年に倒れた後もタ・モクは実力者としてアンロンベンに本拠を置き、クメール・ルージュに残された支配地域の北部をコントロールした。1996年8月にイエン・サリが離反すると、それを防げなかった責任を問われて失脚し、ポル・ポトにより事実上の軟禁状態に置かれた〔井上・藤下（2001年）、49ページ。〕。しかし、1997年6月10日のソン・セン粛清を機として、6月12日にタ・モクの部下が反乱を起こし、逆にポル・ポトを拘束した〔井上・藤下（2001年）、49-50ページ。〕。タ・モクは自身を最高司令官に任命し、ポル・ポトはタ・モクの下で1998年に死んだ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「タ・モク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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