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ダンゴウオ科(学名:)は、カサゴ目カジカ亜目に所属する魚類の分類群の一つ。北半球の冷たい海に分布し、ダンゴウオ・ホテイウオなど6属28種が所属する〔『Fishes of the World Fourth Edition』 pp.338-339〕。 丸みを帯びた独特の体型と、体表を覆う無数の突起、および吸盤状に変形した腹鰭が特徴のグループである〔。科名の由来は、ギリシア語の「kyklos(円形)」と「pteryx(鰭)」から。 == 分布・生態 == ダンゴウオ科の魚類はすべて海水魚で、北極海を含めた北半球の寒冷な海に分布する〔。ほとんどの仲間は北太平洋を主な生息域とし、北大西洋に分布するものはランプサッカー ''Cyclopterus lumpus'' などごく少数に限られる〔。 一般に底生性で、吸盤状の腹鰭を使って岩に張り付いた姿が観察される〔『日本の海水魚』 pp.242-243〕。浅い沿岸の岩礁に住むものから、深海に差しかかる大陸棚や大陸斜面上部で生活する種類まで、分布水深はさまざまである〔。例外的に、ホテイウオ ''Aptocyclus ventricosus'' のように成魚が深海の中層で浮遊生活を送る種類もいる〔〔。 食性は肉食性で、主に多毛類・甲殻類・軟体動物を捕食する〔。一部の種類は、水や空気を吸い込むことでフグのように体を大きく膨らませることができる〔。産卵は通常沿岸の浅海で行われ、前述のホテイウオなどは、繁殖期に沖合から長距離の回遊を行うことが知られる〔〔。雄が卵を保護する習性をもつ〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダンゴウオ科」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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