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『電撃戦隊チェンジマン』(でんげきせんたいチェンジマン)は、1985年(昭和60年)2月2日から1986年(昭和61年)2月22日までテレビ朝日系列で毎週土曜18:00 - 18:25(JST)に全55話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第9作目に当たる。 == 概要 == スーパー戦隊シリーズは「一種のファンタジー」として企画されている都合上、それまで現実の軍隊や警察機構といった存在の描写は極力抑え目であったが、本作品では宇宙的なSF色の濃かった前作『超電子バイオマン』や、従来のシリーズのヒーローとの差別化を図りシリーズそのもののマンネリを防ぐため、自衛隊をベースとした「ミリタリー性」や「ヒーローの若さ」などといった要素を前面に押し出す形で企画されている。また脚本の曽田博久によると高年齢を狙った前作『超電子バイオマン』が低年齢に不評だったために、本作品では低年齢向けの作劇が目指された〔「曽田博久スペシャルインタビュー」、安藤幹夫『ゴーグルV・ダイナマン・バイオマン大全 東映スーパー戦隊大全2』双葉社、2004年7月、p.153。ISBN 4-575-29688-0〕。 『バイオマン』では従来のパターンを脱し、新たな試みが取り入れられたのとは対照的に、本作品では毎回の主役5人の名乗り、怪人の巨大化などといった従来のパターンへの回帰が見られている。一方で前作も含めた従来の路線との差別化も同時に試みられており、その最たるものが一枚岩の組織ではない「大星団ゴズマ」の存在である。『バイオマン』の敵組織が主にメカニカルなロボットによって構成されていたことから、本作品ではゴズマという組織を「止むに止まれぬ事情で侵略に加担せざるを得ない立場のエイリアン集団」として設定、同時にデザイン面でも全体を生物的なイメージで統一することで、単純な悪の組織とは一線を画した路線が打ち出された。また一部の敵幹部や一話のみ登場のゲスト怪人を単なる悪役に設定せず、前述の設定をクローズアップする形で敵側の苦悩を描くことにより物語の幅を広げ、高い年齢層へ向けてのドラマ強化も行われた〔『特撮ザテレビジョン「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦 公式読本」』68頁。〕。またこれ以外にも、変身後の名前に色ではなくモチーフとなっている伝説獣の名前を取り入れていたり〔、敵怪人の巨大化に初めてそれ専用のキャラクターを登場させる〔などといった試みがなされている。 チェンジマンの変身後のスーツの色は赤・黒・青・白・桃と異例の組み合わせであり、黄色いスーツの戦士に代わって、女性としては初めての白いスーツの戦士が登場した。 全55話という放送回数は『ゴレンジャー』に次ぐ記録である。当初は前年までと同様に1月一杯、51話(1986年1月25日)完結を予定していたが、次作『超新星フラッシュマン』の撮影遅延等に起因して1か月(4話)延長された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「電撃戦隊チェンジマン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dengeki Sentai Changeman 」があります。 スポンサード リンク
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