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ティレル・025 : ウィキペディア日本語版
ティレル・025

ティレル・025は、ティレル1997年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラカー。チーム3年目のミカ・サロと、フットワークから移籍したヨス・フェルスタッペンがドライブした。
==開発の経緯==
025は前年の024の発展型であった。エンジンは信頼性に欠けるヤマハV10エンジンから、フォードV8エンジンを搭載した。しかしながらこれはV10車に対してパワー面で劣るものであった。
シーズンはチームにとって期待はずれなものとなった。シャシーのバランスは良くドライバーも有能であり、戦略も良かったものの、目立った結果は残せず、ランキング下位を同じくV8を搭載するミナルディと争った。チームのフラストレーションは、予選や決勝で上位陣に近い位置に付けることはできたものの、結果につながらないことから高まっていった。
サロはモナコGPでノンストップで走りきり、フロントウィングが破損していたものの5位に入った。ケン・ティレルはシーズン前にチームをBARに売却したため、このポイントがティレルのF1における最後のポイントとなった。
チームはシーズン中多くの変更を行った。モナコのような高ダウンフォースを必要とするサーキットでは、コクピットの両脇にウィングを追加した。このウィングはフェルスタッペンが黄色、サロがオレンジに塗られた。これらの「X-ウィング」は翌シーズンには禁止されることとなった。
チームは結局2ポイントを得、コンストラクターズランキング10位でシーズンを終えた。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ティレル・025」の詳細全文を読む




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