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テッポウエビ属 : ウィキペディア日本語版
テッポウエビ属[てっぽうえびぞく]

テッポウエビ属(鉄砲蝦 ''Alpheus'')は、エビ目(十脚目)・テッポウエビ科に分類されるエビの総称である。温暖な地方の浅いに生息し、はさみをかち合わせてを出す行動が知られる。
テッポウエビという場合には、本属に含まれる種の総称であるほか、狭義にはそのうちの1種''Alpheus brevicristatus''の和名であり、広義にはテッポウエビ科の総称としても使われる。

==特徴==
全世界の熱帯から温帯に分布し、熱帯域ほど種類が多い。エビ類の属の中でも種類数が多い方で、日本だけでも70種類ほどが知られる。全てが浅い海に生息するが、種類によっては河口などの汽水域にも生息する。生息環境は海岸の石の下から底、藻場サンゴ礁など、種類によって異なる。
成体の体長はどれも1cm-数cmほどで、エビとしては中型の部類である。触角と脚は長く、脚には毛が生えているものが多いが、体には棘や毛が少なく、額角も短く、わりと滑らかな体表をしている。複眼は小さく、視力は弱い。
10本ある歩脚のうち、一番前の第1歩脚が大きな鋏脚に変化している。さらにこの鋏脚は左右で大きさや形が違い、どちらか片方の鋏脚が太くなっている。この太い方のはさみを一旦直角まで開いてかち合わせ、「パチン!」という破裂音を出すことができる。「鉄砲エビ」という和名も"Pistol shrimp"(拳銃エビ)という英名もこの動作に由来する。この動作は天敵が近づいた時の威嚇によく行われるが、近づいてきた餌の小動物を音から発生するごく小規模の衝撃波で気絶させる時もある。干潮時の転石海岸タイドプールでも、耳を澄ますとあちこちでパチンという音を聞くことができる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「テッポウエビ属」の詳細全文を読む




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